審査員は人工知能、AIによる美男・美女コンテストの結果とその目的とは

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人間の美しさとは一体なんなのか、考えさせてくれる話題がありました。

若さや美しさに関する人工知能研究・サービス開発を実施しているYouth Laboratoriesが今年開催していた人工知能の審査による美男美女コンテスト「Beauty.ai 2.0」の結果が8月に発表されました。同コンテストの開催は今年1月の発表に続いて2回目。

面白いのはコンテストに参加する人間側を募集するのは当然なのですが、審査するロボットのアルゴリズムについても同時に募集していることです。アルゴリズムが判定するのはシワや見た目の年齢、性別や顔色、顔の対称性など5項目。人間側は用意されたカメラアプリで自撮りした顔写真をラボに送付すればOKです。ちなみにヒゲやメイク、サングラスなどは不可です。

で、6000人の応募の中から選ばれた結果はこちら。

年齢別に18歳から69歳以上までを5分類してそれぞれのアルゴリズムが判定したスコアの多い順に並べています。メイクがない分、一般的な人間の開催する美男美女コンテストと違い、かなり地味です。

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例えば一番若い年齢カテゴリでハイスコアを取ったLu Sophiaさん。どうでしょう、知り合いに何かこういう雰囲気の女性がいたような気もするぐらい身近な印象です。ちなみに彼女は実年齢が18歳ですが、ロボット審査員の判定は13歳だそうです。

では、一体なぜこのようなコンテストが開催されるのでしょうか。

コンテストのサイトにも書かれていますが、人間が美を認識する部分には相当の定性的なバイアスがかかります。例えば健康的な人は年齢にかかわらず美しく見えたり、住んでいる国によっても違いがあるでしょう。これはよく分かります。

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こういった「見た目の状態」から健康状態や若さに関する秘密を探ろうというのがYouth Laboratoriesの目指しているところなのだそうです。大量の人の顔データを分析して関連付けをするとかそういう方向性なのでしょう。彼らはkickstarterのプロジェクトでRYNKLという人のシワの状態から人工知能を使って健康のアドバイスをするというアプリも提供しています。

そのうち、病院の問診で受付のロボットが私たちの顔を見た瞬間に「内科に行ってください、あなたの胃は荒れてますね」とかそういう未来がくるのかもしれません。

via Beauty.ai

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