LeEco(楽視)、CEOの退任後にアメリカのスタッフ80%以上をレイオフ予定

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LeEco 戦略担当 VP Ablikim Ablimit 氏
Image Credit: LeEco

中国のネット巨大企業 LeEco(楽視)は、スマートフォン、テレビ、自動運転車、VR ヘッドセットなど多数の商品を携えて米国市場への参入を予定していたが、現在その野心的な試みは縮小を余儀なくされそうだ。

CNBC が2人の社内関係者から得た情報によると、同社はアメリカの人員数を500人超からわずか60人に削減する予定だという。

このレイオフは火曜日(アメリカ時間5月23日)にも実施される見込み。同社は従業員に対し、太平洋標準時刻の午前10時にタウンホール・ミーティングへの出席または電話連絡を求めるメールを送っている。

CNBC の報道によると、LeEco は今後、中国系アメリカ人に向けた中国の動画配信サービスの展開に重点を置くそうだ。

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また、LeEco は「戦略的パートナー」の Faraday Future と協力して、引き続きスマート電気自動車の開発を行うことを目指している。だが、そのパートナーシップも怪しくなってきた。昨年 Buzzfeed News が報じたところによると、LeEco のセダンタイプ電気自動車 LeSee の開発に対する支払いが行われていないことや、その功績が認められていないことに、Faraday Future の従業員たちが不満を抱いているという。

噂されているレイオフは LeEco のさらなる後退を示しており、同社の見通しは暗くなる一方だ。ちょうど1週間前、設立者の Jia Yueting(賈躍亭)氏は、深圳証券取引所に上場している LeEco の公開企業 Leshi Internet Information&Technology Corp(楽網信息技術)の CEO から退いた。

Jia 氏はここ2年ほど LeEco の非上場企業の方に注目してきたのだが、これが Leshi の発展を妨げることになってしまった、と説明している。そこで、今後は Leshi の会長と LeEco の CEO を兼任しながら、上場企業の「ガバナンス、戦略立案、コア商品のイノベーション」に集中していく予定だ。

LeTV から LeEco にブランド変更して以来、同社は競争の激しいコンシューマ分野で商品を展開して積極的にグローバル市場に売り込みをかけてきた。しかし、このように幅広くキャンペーンを行ったことで、組織内のリソースに深刻な歪みが出てしまった。

LeEco は昨年、多額のキャッシュ・アウトフローの埋め合わせをすべく、6億米ドルの資金調達を行った。今年に入ってからは新たに22億米ドルを調達した。それにもかかわらず、LeEco は同時期にインドのスタッフの85%以上をレイオフした。

LeEco India のグループ VP 兼 COO である Alex Li 氏は、同社は1年以内の黒字化を目指してインドにおける戦略の改革を行っていると語った。

最近の状況を見ると、LeEco は既存の戦略を全て破棄し、黒字化に向けた新たな計画をゼロから作成しなければならないのかもしれない。

【via e27】 @e27co

【原文】

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