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Image credit: Mobike Japan
バイクシェアリングの Mobike(摩拜単車)が、中国やシンガポールに続きイギリスでもサービスを開始すると発表したのは先週のことだ。サービス開始から14ヶ月で、サービス展開する自動車台数450万台、既に開示分だけでも総額9億ドル以上を調達しているこの中国のスタートアップは、今月神戸で開催された Infinity Venture Summit 2017 Spring でも、日本市場への参入を示唆していた。
Mobike は22日、福岡市のスタートアップハブ FUKUOKA growth next で福岡市や福岡市地域戦略推進協議会(FDC)と共同で記者会見を開き、Mobike の日本法人としてモバイク・ジャパンを福岡市内に設置することを明らかにした。
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プレスリリース中で、同社は、
今後、Mobike は福岡市を皮切りに多くの人々の生活に寄り添いながら、日本全国へと展開を広げていきます。
…と説明。事実上、Mobike が日本で最初に上陸するのは福岡市となる。Mobike は福岡市と連携し、福岡市内に Mobike 専用の駐輪場を整備する方向で検討を進める。現時点では、サービス開始日や日本でサービス提供する際の料金については明らかになっていない。
福岡市はアーバンモビリティ(都市交通)分野のスタートアップとも相性がよいようだ。今年に入って、スタートアップによる空港バスの運行なども開始している。東京や大阪などでは鉄道が移動手段の主翼を担う一方、福岡市内には地下鉄などの既存の交通手段でリーチできないエリアが残されており、それらを補完するツールとしてもバイクシェアリングに白羽の矢が立ったと言える。スタートアップ都市を宣言し、海外のスタートアップとの連携を強化している福岡市の姿勢も、Mobike にとって好都合だったと言える。
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