このプロジェクトは現在、THE BRIDGEで開催している課題調査企画「THE BRIDGE X Lab.」の1テーマを元に立ち上げました。Lab.では毎月1つの課題をテーマに、精通している起業家や投資家、企業が集まって情報共有をし、解決の方法を探る場所を提供しています。通常は会員企業のみのプログラムですが、今回、クラウドファンディングで本テーマのみ関心のある方にもご参加いただけるようにいたしました。
THE BRIDGEでは今年から渋谷の拠点「X」にて会員向けのオープンイノベーションプログラム「Lab.」を展開してきました。2Q(4月から6月)の企画にはパートナー企業として22社のみなさまにご協力いただき、参加条件となるTHE BRIDGE会員の数は965社になっております。毎週木曜日に勉強会およびライブ配信を実施し、最終週の夜には会員企業のみのピッチ&ミートアップも開催しています。
Elex(智明星通)は2008年に設立された、北京に本社を置くモバイルゲーム・パブリッシャーだ。全世界でインストール数1.4億件に及んだ、Clash of Kings のパブリッシャーと言えばわかりやすいだろう。中国に活動拠点を置きつつ海外市場向けに特化したゲームを配信しているのが特徴で、この分野では中国企業の中でも随一の10億ドル(昨年)の売上規模を誇る。事業の主軸はモバイルゲームだが、最近では、中国スタートアップの海外市場進出を意図して投資にも力を入れている。同じ文脈で、日本のスタートアップへの投資にも意欲的だ。
Next Entertainment(未来趣娯)は、MAU 200万人以上を誇る中国のライブ中継アプリ「Inke(映客)」とモバイルゲームデベロッパの Fun Plus(趣加)が手を組んだ JV で、海外市場向けに「Meme」のブランドで Inke と同様のサービスを展開している。同社の国際展開は始まったばかりで、現在進出している市場は台湾のみ。台湾に進出を果たした昨年10月から今年4月までに、売上ベースで6倍、ユーザリテンションとしては2倍の成長を遂げている。今年の第3四半期には日本進出を予定しているほか、韓国や東南アジアへの進出も視野に入れている。
Chris Martin, Head of International, Beijing Mobike Technology(摩拜単車)
日本市場の可能性をどう見るか?
Elex の Binsen(唐彬森)氏によれば、同社のヒット作「Clash of Kings」で、全世界のユーザに占める日本ユーザの割合は15%。日本ユーザのモバイル消費の力は、世界的に見ても阿東的に強いという。基本的には「世界はフラットである」という信条に立って、グローバルなサービスを心がける Elex であるが、それでも日本市場は参入にあたってのハードルが高く特異な要素が多いため、プロモーションもかなりローカライズしたという。世界の他の市場については、北京の本社からオペレーションしているが、日本市場については Elex Japan という現地法人を作り、日本人社員らによってオペレーションが行われている。
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