Cloudflareが新たなアプリプラットフォームをローンチ、1億米ドル規模のスタートアップ向けファンドも設立

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IMG_1575 via Flickr by Davide D’Amico

世界中にデータセンターを持つ Cloudflare は、他のサイトやモバイルアプリに組込み可能なウェブアプリケーションを展開するためのプラットフォームとして、これらの巨大な基盤を活用しようとしている。開発者は Cloudflare Apps プラットフォーム上でアプリケーションを構築し、そのままそれを世界中に広がるコンテンツネットワークの顧客に配信することができるようになる。

同プラットフォームはアナリティクスサービス、埋め込み動画、SNS のシェアボタンなど、低レイテンシのアプリケーションを配信するためのインフラを提供するように設計されている。また、同社の一部の投資家たちがチームを組んで、同プラットフォームを利用する企業向けに投資を行う1億米ドルのファンドを設立した。

本日(6月27日)のローンチによって、Cloudflare は顧客やデータセンターの巨大な基盤をさらに広げ、クラウド業界全体のパワーバランスを変えるような新しいタイプのビジネスに取り組んでいく予定。CEO の Matthew Prince 氏は、同プラットフォームはスタートアップがビジネスを構築するための土台だと考えている。

同氏は次のように語っている。

考えてみると、新しく会社を設立する際に本当に必要なことは3つあるように思われます。まず、素晴らしいアイデアとそのアイデアを形にするテクノロジープラットフォームを持っていること。潜在的な顧客に簡単にアクセスでき、顧客からの支払いを受け取る手段を持っていること。そして開発に必要な資金を持っていることです。

Cloudflare Apps プラットフォームは1と2の必要性を、Cloudflare Developer Fund は3番目の必要性を満たすサポートをしてくれる。ファンド資金の1億米ドルは、Venrock、New Enterprise Associates(NEA)、Pelion Venture Partners によって提供された。Cloudflare Apps プラットフォームは、Twilio や Twitter の Firehose API など他の開発ツールが提供している機会と同様の機会を生み出すだろう、と Venrock のパートナーである Bryan Roberts 氏は語っている。

投資に関して言えば、Roberts 氏は Cloudflare のプラットフォームを利用していることに加えて、本質的に優れたビジネスを行っているアーリーステージの企業を中心に探している。

私たちが最も関心を持っているのは、自身のウェブサイトやウェブアプリ、モバイルアプリを持っていて、それらのユーザエクスペリエンスをより豊かにし、さらなる価値を引き出したいと考えている企業です。(Roberts 氏)

当然と言えば当然だが、Cloudflare Apps は Cloudflare のネットワークを介してコンテンツを配信しているウェブサイトでしか利用できない。プラットフォームは無料で利用可能。アプリケーションの複雑さによって制限を設けるようなことはしない、とCloudflare は明言している。

これらのアプリを利用する主なメリットとして、ユーザは Cloudflare を通じて配信されるコンテンツをコーディングの必要なしにそのまま自身のウェブページに組み込むことができることだ。コンテンツは Cloudflare のネットワークから直接配信されるため、一部のアプリケーションやサービスでは負荷が軽くなりパフォーマンスが向上する。

Prince 氏によると、Apple が App Store で行っているプロセスと同じように、Cloudflare はアプリが安全に利用できるものかどうかの確認を行う予定だという。アプリが悪意のあるものであることが判明した場合は、Cloudflare はそのアプリを利用しているすべてのウェブサイトから、それらを自動的に排除することができる。

今回のローンチが可能となったのは、昨年末に Eager を買収したおかげだ。Cloudflare はこれまでにも、開発者がネットワークを使ってアプリの構築と配信ができるようなサービスを提供していたが、Prince 氏はデベロッパエクスペリエンスは十分ではなかったと語っている。Eager の技術が土台となったことで、Cloudflare はプラットフォームを構築することができた。

Cloudflare Apps プラットフォームはすでに、Pinterest、Twitter、Oracle、Spotify、Zendesk など多くの有名企業によって利用されている。現在、50以上のアプリが入手可能だ。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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