台湾発スマートスクーター開発のGogoro(睿能)、シリーズCラウンドでパナソニックや住友商事などから3億米ドルを調達

by Bérénice Magistretti Bérénice Magistretti on 2017.9.27

本日(原文掲載日:9月19日)、都市部の移動手段をより持続可能なものとして再定義したいと考えている Gogoro(睿能)が、事業加速に向け3億米ドルもの資金を調達したと発表した。唐奨の創設者で Ruentex Group(潤泰)の会長である Samuel Yin(尹衍樑)氏や Panasonic などの既存の投資家に加え、Temasek、アル・ゴア氏の Generation Investment Management、住友商事、ENGIE が新たに投資家として加わった。

台湾の台北に本拠地を置く Gogoro は、Gogoro Energy Network と呼ばれるクラウドにより強化されたバッテリー交換ネットワークを開発した。共同設立者で CEO の Horace Luke 氏によると、電動の移動手段に電力を供給するインフラモデルを作ることが狙いだという。

VentureBeat のインタビューに対して Luke 氏は次のように述べている。

このスマートに接続されたインフラは、ユーザの皆様が常に充電済みのバッテリーを入手できるよう Gogoro Energy Network を最適化することに注力しています。

このモデルを検証しその効率性を証明するために、Luke 氏と彼のチームは独自の電動スクーター、Smartscooter を設計、製造し、2015年に台湾でローンチした。Gogoro はその後3万5,000台のスクーターを出荷している。ユーザは Smartscooter を購入し、月額およそ25米ドルの使用料をバッテリー交換ステーションを利用するために支払う。バッテリーの充電が必要になれば、近くのステーションでバッテリーをスクーターから取り出し、充電済みのバッテリーに取り換えるというシステムだ。

同社のソフトウェアは機械学習を用いて各バッテリーの交換から集められたデータを分析し、それぞれのバッテリーの充電量を測定する。通常バッテリーは68マイルもち、Gogoro の記録ではおよそ1万7,000台のバッテリーが毎日交換されているという。

現在は2つのモデルのスクーターがある。1つ目は2015年にローンチされた Gogoro 1 で価格は3,800米ドル、より上質でパワフルなモデルである。そして2つ目は最近ローンチされた Gogoro 2 で価格は2,200米ドル、ファミリー向けのモデルである。

Gogoro のサービスは Bosch の目に留まり、Bosch は子会社の1つ Coup を通じてベルリンとパリで Smartscooter のスクーターシェアリングサービスをローンチした。自転車シェアリングサービスのようにユーザはスクーターをレンタルし、利用後は乗り捨てる。そしてその場所で Coup がバッテリーを交換する。

Luke 氏は自身のビジネスモデルについては非常にはっきりしていた。

Gogoro はスクーター企業ではなく、都市部のエネルギー管理と分配に焦点を置いたテクノロジーインフラ企業であると考えています。当社の技術は他の車やバイク、そして他の業界にも力を与えていくことでしょう。

もし Gogoro が電気自動車を扱うようになれば面白くなるだろう。というのも、もしそうなれば Tesla と Tesla の充電ステーションと競合することになるからだ。Luke 氏によると、バッテリー交換ステーションのコストは  Tesla  のスーパーチャージャーと比べてほんのわずかに過ぎないという。

Gogoro は2011年の設立以来、合計4億8,000万米ドルを調達している。今回獲得した資金は同社事業の地理的拡大、新たな分野の追加、さらなる研究開発に利用される予定。従業員数は現在1,000名である。

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【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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