Paddle、スマートフォンをAmazon Alexa対応のAIスピーカーに変身させられるアプリ「Apolo(アポロ)」をリリース

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先ごろ、Amazon Echo の日本発売と、Alexa の日本語対応が発表された。これを受けて、スタートアップ各社からも AI スピーカー関連のサービスが続々とリリースされることになろうと思うが、今日は記念すべきその第一弾だ。

東京を拠点とするスタートアップである Paddle は16日、音声認識システムと Amazon Alexa OS の組み合わせにより、スマートフォンを AI スピーカーのように使えるアプリ「Apolo(アポロ)」を開発しリリースした。AppStore からダウンロードでき、当面は iOS のみの対応で Android は年内のリリースを予定。iOS 11 以上で動作確認しているとのことだが、少し古い OS でもパフォーマンスを損なわずに動作する可能性があるとのことなので、日常的に使っていない古いスマートフォンなどを AI スピーカー専用代替デバイスにすることもできるだろう。価格は通常720円だが、本日のリリースから1ヶ月間はキャンペーンとして半額の360円で提供される。

読者の中には Amazon Echo の良さはなんとなくわかりながらも、数万円の出費に躊躇している人は少なくないだろう。あるいは、LINE の Clova WAVE や Google Home を購入してしまって、そこにさらに Amazon Echo を買うのか、という人もいるかもしれない。そんな人に手軽に Amazon Alexa の機能をスマートフォンで試してもらえるように、Apolo は作られたのだという。同様のアプリは他にも存在するが、Alexa OS だけでは実現が難しい、スマートフォンのボタンなどを押さずに「Apolo(アポロ)」と呼ぶだけで音声を認識するウェイクワード起動の部分に工夫があると Paddle CEO の井手悠仁氏は力説する。

Paddle は昨年11月の創業。当初、女性向けの金融メディアサイト「fincle(フィンクル)」を運営し、今年初めには TECH LAB PAAK 第7期に参加していたが、夏を過ぎたあたりに AI スピーカー関連事業にピボットすることを決意。10月に入って Apolo の開発に着手した。Amazon Alexa は日本語・英語・ドイツ語に対応しているが、Apolo のウェイクワード部分の音声認識機能を英語・ドイツ語に対応させることで、今後は海外展開も視野に入れたいとしている(現在のバージョンは、日本語のみ対応)。

井手氏が思い立ってから1ヶ月程度で Apolo を実現できたことを考えると、他の誰しもが同じことができる可能性があるということだ。つまり参入障壁は高くないので、Apolo だけで考えれば「短期逃げ切り型のビジネス」と言える。そこで井手氏に Paddle の今後のビジネス展望について聞いたところ、AI スピーカー向けのアプリ開発事業と、コンテンツホルダー企業との協業による AI スピーカー向けのサービス開発事業を主軸に置いていくとのことだった。

井手氏によれば、特に2つの事業形態のうち前者については、AI スピーカーがキッチンやリビングルームなどで、主婦らが手がふさがっているときによく使われているとの前提に立ち、主婦や子供がいる人たちの目線で Amazon Alexa Skills や Google Home Actions を開発・販売していきたいとしている。Paddle が現在、Amazon Alexa のみを対象としているのは OS がオープンになっているからだが、他の AI スピーカー OS についてもオープン化されれば手がける可能性があるとのことだった。

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