VRゲームを開発する香港のGlo、アリババから300万ドルを調達、米IMAX導入へ

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Image Credit: Glo

位置ベースのVRエンターテイメントステーションを開発するGloは、アリババから300万ドルを調達した。同社はまた、ロサンゼルスのVR CenterのIMAXに対してGloStation の技術プラットフォームのライセンスを付与した。

香港に拠点を置くGloは今回、Alibaba Hong Kong Entrepreneurs Fund、 CRCM Ventures、Presence Capital Fund、Mindworks Venturesと何名かのエンジェル投資家より出資を得た。

今回受けた投資は、コンテンツ開発とライセンシングとフランチャイズ、独立して動作するユニットの販売を通じて、Gloが所有するVRシステムであるGloStationのグローバル展開の加速に活かされる予定だ。

Gloは、GloStation技術プラットフォームのライセンスをIMAXが取得したことも今回発表しており、ロサンゼルスのフラッグシップIMAX VRセンターでのゾンビVR体験 Deadwood Mansionからまず使われる予定とのこと。ニューヨークなど各地のIMAX VRセンターへの展開も進めていく計画だ。

Gloは2016年にスティーブ・チャオ氏によって設立された。友人同士がミッションを果たすためにともに協力しあい、VR上の部屋を「脱出」するという「ハイパーリアリティ脱出ルーム」体験を開発する。

「私たちは6月下旬に香港でショールームをオープンしましたが、その後100日間、毎日売り切れの日々が続きました」チャオ氏はこのように語る。

「2018年分も含めて、週末のチケットは数ヶ月先の分まで売り切れています。今回得た投資をもとに、私たちは専売の自由に動けるVRシステムGloStationを世界各地に拡大することができます。世界トップクラスのVRセンター向けに私たちの提供する体験を導入する上で、IMAXとともに仕事ができることを嬉しく思います」

上: Glo はVRセンター向けの新しいテクノロジーだ。
Image Credit: Glo

Gloが最初に提供した体験は、Deadwood Mansionという、友人同士のグループが違法の実験で訴えられている発狂した医師を探しにいくという30分のVR没入体験だ。

チャオ氏は、ゲーム業界のベテランで、宝探しゲームのタイトルなどで知られるインターナショナルな開発スタジオ Blue Tea Gamesを過去に創業している。

【via VentureBeat】 @VentureBeat
【原文】

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