
東南アジアの配車サービス大手 Grab は、インド南部のバンガロールに本社を置くデジタル決済スタートアップ iKaaz を買収した。
iKaaz のチームは買収が完了次第、Grab のバンガロール R&D センターに加わる予定。また、Grab もモバイル決済技術を統合させ、同社の決済プラットフォーム「GrabPay」に新機能を搭載し、新たなパートナーを迎え入れるとしている。
Grab のバンガロール R&D センターは世界で6番目に建てられた施設である。現在、75名を超えるエンジニアが在籍しており、年内に200人まで増員する計画が立てられている。
2014年に設立された iKaaz は Nokia Money、Obopay など決済会社で活躍した経歴を持つメンバーで構成されている。同プラットフォームは銀行口座を持たないインドの人々が抱える問題を解消するために開発され、請求書払い、オンライン決済、P2P だけでなく、NFC、QR コード、オーディオ方式決済など様々な決済技術が集約されている。
GrabPay 東南アジアのマネージングディレクターである Jason Thompson 氏は、公式プレスリリースで次のように語った。
駐車場や空港から小売店、ホテルに至るまで、iKaaz のテクノロジーは様々な産業や環境下で役立てられています。この豊富なオフライン決済機能は、東南アジアの国々やパートナーに合わせた GrabPay プラットフォームを展開するのに必要な柔軟性を私たちに提供してくれます。
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