Geely(吉利汽車)が支援する配車スタートアップCaocao Zhuanche(曹操専車)、シリーズAラウンドで173億円相当を調達

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Caocao Zhuanche(曹操專車)
Image credit: Caocao Zhuanche(曹操專車)

中国の自動車メーカー Geely(吉利汽車)が支援する電気自動車シェアリング企業の Caocao Zhuanche(曹操專車)は、シリーズ A ラウンドで時価総額100億人民元(約1,730億円)超で、複数の投資家から10億人民元(約173億円)を調達した、と Sina Technology(新浪科技)が報じている。投資家名は明らかにされていない。新たな資金を獲得した同社は、深圳や重慶などの都市での事業拡大を計画している。

中国の配車市場では、Uber の中国事業を買収した Didi Chuxing(滴滴出行)が依然として支配を続けているものの、他社が成長する余地はまだ残されている。昨年12月の Didi Chuxing の市場シェアは11.4%、これに Yidao Yongche(易到用車、0.9%)と Shenzhou Zhuanche(神州専車、0.7%)が続いていた(Jiguang Data、極光による)。Caocao Zhuanche は業界7番手だが、12月には512.7%という驚異的な成長率を達成した。

同社の高い評価額には3つの要因が関係していたとみられる。まず、Caocao Zhuanche は、同社にとっての戦略的投資家でもある中国の自動車メーカー Geely が生産した電気自動車しか利用していない。また、他の配車企業とは異なり、サービス対象の自動車を自社で保有し、運転手の訓練と認証も行っている。さらに、配車サービス以外に、自動車レンタルサービスとツアーガイドも利用できる個人向けの配車サービスも提供している。

2015年に杭州で設立された同社は現在、17の都市で1万2,000人の運転手を抱え、1日あたり約15万件の申し込みを受け付けている。社名の由来は、古代三国史時代の英雄 Caocao(曹操)だ。

中国企業の間では、配車事業への進出が新たな動きとなっているようだ。O2O の e コマース企業 Meituan-Dianping(美団-大衆点評)は配車事業部門を設立し、運転手付き自動車サービスプロバイダーの Yidao Yongche はタクシー配車サービスも始めた。両社は Didi の市場支配に挑むため、多くのユーザを惹き付けようと補助金合戦を繰り広げている。今月初めには、自転車レンタルスタートアップ Mobike(摩拜単車) も、Shouqi Limousine & Chauffer(首汽約車)と提携して配車サービス事業に参入し、自転車レンタルサービスでの永年のライバル Didi Chuxing との争いが始まった。

【via Technode】 @technodechina

【原文】

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