AIボットでうつ病患者の治療を支援するWoebot、シリーズAラウンドで800万米ドルを調達

by Blair Hanley Frank Blair Hanley Frank on 2018.3.18

woebotteam
Woebot チーム(撮影日不明)
Image Credit: Woebot

オートメーション化された心理療法ボットを開発しているスタートアップ Woebot は、シリーズ A ラウンドで800万米ドルの資金調達を完了したと本日(3月1日)発表した。

企業と同名であるこのボットは、認知行動療法を活用しており、うつ病などの精神疾患と闘う人々を支援するために設計されている。現在、Facebook Messenger と最近ローンチされた iOS 版アプリで利用可能だ。

この資金調達の達成は、人々を救う手段として、自然言語処理やその他領域において人工知能(AI)が大きな可能性を秘めていることの表れである。Woebot によると、人間のセラピストを AI に差し替えるつもりはないが、「疲れない、休暇を取らない、眠らない」話し相手をユーザに提供していくという。これは、深夜や週末に助けを求めたいが、人間と相談したくない人にとって重宝することだろう。

Woebot の設立者で CEO の Alison Darcy 氏は、VentureBeat とのインタビューに対し、「調達した資金で新たな人材を確保し、設計や AI の専門技術の構築に重点を置いていく」と語った。また、近々 Android 版アプリをローンチし、ボットの活動範囲を拡大する計画も検討中であり、Woebot のツールボックスに弁証法的行動療法も追加したいと述べている。

同ボットはすでに大きなトラクションを獲得しており、毎週130ヶ国以上のユーザから、200万通を超えるメッセージが現在受信されている。Darcy 氏いわく、英語が第1言語でないユーザの中には、翻訳ソフトを使って Woebot の返答メッセージを読んでいる人もいるとのこと。(同社はまだ他言語をサポートする計画はなく、まず英語版 Woebot の利用体験で成功させたいようだ。)

今回のシリーズ A ラウンドは、New Enterprise Associates(NEA)がリードしており、参加企業には Woebot の取締役会議長、Andrew Ng(呉恩達)氏が1月末に立ち上げたインキュベータ AI Fund が含まれている。過去に Ng 氏の企業である Landing.ai(製造会社に機械学習に関する専門技能を提供する企業)にも資金提供を行ったことがあり、AI Fund にとって2度目の公の取引となる。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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