フィールドワーク職種の安全確認項目SaaS「SafetyCulture」開発元、シリーズCで4,600万米ドルを調達——オーストラリアのVC出資好況を反映

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Index Ventures のパートナー Jan Hammer 氏(左), SafetyCulture CEO 兼設立者 Luke Anear 氏.
Image Credit: Courtesy of SafetyCulture

シドニーの SafetyCulture は本日(5月21日)、ベンチャーキャピタルから4,650万米ドルを調達したと発表した。安全検査のスタートアップである同社は引き続き、国外への進出を目指す。

同社設立者兼 CEO の Luke Anear 氏は声明の中でこのように述べた。

SafetyCulture は記録的なペースで事業を拡大させています。しかしながら、私たちの存在はあまり知られていません。SafetyCulture の名前を聞いたことがないのです。今回の資金調達が意味するものは、私たちが優れた製品を作り、多くの顧客にサービスを提供し、世界中の労働者に対し安全と品質に大きな影響を与えられるということです。

今回のラウンドをリードしたのは、ニューヨークを拠点とする投資企業の Tiger Global Management だった。他にも、既存投資家の Blackbird Ventures、Index Ventures、Morpheus Ventures などが参加した。

こうした投資がなされたのは、オーストラリアのスタートアップが世界的な注目を集めるとみられているからだ。本件は、今年に入ってオーストラリアで実施された VC ラウンドで最大規模のものだが、Index Ventures による CB Insights のデータによると、資金調達金額、投資件数ともに記録更新となりそうである。

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SafetyCulture の支援者の中には、2015年後半の IPO によりオーストラリアで大きな成功を収めた Atlassian の共同設立者 Scott Farquhar 氏もいる。SafetyCulture もこれと同じ段階に上りつめたいと考えている。

同社は、職場の安全とコンプライアンスが向上されるよう設計された「iAuditor」という安全確認リストアプリを制作している。

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Index Ventures のパートナーで SafetyCulture の役員でもある Jan Hammer 氏は声明の中で次のように述べた。

SafetyCulture は、紙ベースのチェックリストに多くを依存している1,500億米ドル規模の市場に殴り込みをかけました。世界にある大企業の何社かがすぐさま SafetyCulture の iAuditor アプリを採用したのに感銘を受けました。強いニーズがあるのは明らかです。この市場は、ディスラプションに向け機が熟しています。Luke 氏の指導の下、SafetyCulture がこれを先導しています。

SafetyCulture によると、現在1万5,000社が同社のサービスを利用しており、このうちオーストラリア企業が4,000社を占めている。シドニー、タウンズビル、カンザスシティ、マンチェスター、マニラに拠点を構え、従業員数は214人。サンフランシスコのオフィスは昨年閉鎖した。シドニーにある本社を拡張し、カンザスシティのチーム向けにスペースを拡大しようとしているところだと同社はコメントした。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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