ドイツのデータドリブン型バス会社FlixBusがアメリカでローンチ——バス移動をもう一度クールなものに

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ドイツでローンチしてからおよそ5年、FlixBus はデータドリブン型のバスサービスをアメリカでローンチすることで、戦略的にも地理的にも最大の跳躍を行おうとしている。

同社は本日(5月15日)アメリカ南西部でサービスを開始したと発表した。今のところはロサンゼルスから運行している一連の路線である。地元住民はヨーロッパ中の道路を走っているライムグリーンとオレンジのバスの切符が買えるようになるのだ。

FlixBus USA のマネージングディレクター Pierre Gourdain 氏は同社が負っているリスクを認めながらも、アメリカにおけるバス移動を新たに作り直す機は熟したと自信を見せた。

同氏は次のように述べた。

Flixbus をローンチしてから最も時間をかけて分析してきたのは、市場です。市場が求めているかどうかを知る必要がありました。そしてその結果は驚くべきものでした。

その結果とは、Gourdain 氏によると、若い人ほど車の所有に興味が薄く、ライドシェアリングを多用する現状と自動運転車が約束された未来像をますます受け入れるようになってきているということであった。一方でカリフォルニア州北部では Apple や Google のような巨大テック企業が大規模なバスのネットワークを運営しており、従業員が快適にバスで移動できるように、また通勤途中でも仕事ができるように環境を整えている。

近いうちに、飛行機に代わる手ごろなものを求める人に向けて、FlixBus はより高い信頼性と娯楽性を持った都市間移動を提供したいと考えている。

Gourdain 氏は以下のように述べた。

新たな世代はもう運転したいとは思っていないのです。はっきりとそう聞いてきました。運転する時間は効率的ではないのです。

同社は FlixBus としてリブランドした地元のバス会社と提携し、路線決定やブランディング、マーケティング、そして切符の販売を取り扱う。FlixBus はヨーロッパの28の市場を通じて300社のバスパートナーを持っており、アメリカでは6社のパートナーと共にスタートする。

アメリカでは本日(5月15日)より乗客はロサンゼルス、ラスベガス、フェニックス、サンディエゴといった目的地間の予約を取ることができる。場合によっては切符は99セントという安価で手にすることができる。最初のローンチでは180の路線を提供するが、同社はこれを2018年末までにアメリカ西部全体で1,000まで拡大したいと考えている。

FlixBus はドイツで Jochen Engert 氏、Daniel Krauss 氏、André Schwämmlein 氏によって共同設立され、比較的昔ながらの産業に現代的な e コマースでの購入やロジスティクスをもたらすことを目標としている。今日の FlixBus は広々とした座席や車中での娯楽、Wi-Fi を備えている。問い合わせや乗り心地から収集したデータを使い、路線や停車時間、価格を決定している。また「CO2ニュートラル」チケットを販売し、購入した乗客がカーボンフットプリントをオフセットできるようにしている。

地元であるヨーロッパでは、このモデルを活用し列車サービスの展開も始めた。ヨーロッパの国々が鉄道の規制緩和を行う中でこの動きは起きている。鉄道とアメリカ進出から、同社の野望がどれだけ大きいものかは明らかだ。

共同設立者でマネージングディレクターの Engert 氏はこう述べた。

バスに乗るということのイメージを変える必要があります。過去数年間にわたってドイツとヨーロッパではそれを成し遂げました。以前はバスに乗るのは単純にダサいことでした。そしてそれが、弊社が今アメリカで挑戦していることです。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】