Trusted Key Solutions、ブロックチェーンのデジタルIDの開発に向け300万米ドルを調達

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(上)Trusted Key Solutions はブロックチェーンのデジタル ID 開発に取り組んでいる.
Image Credit: Trusted Key Solutions

Trusted Key Solutions は、ブロックチェーン技術を進化させ、企業顧客向けにセキュアなデジタル ID を提供するために300万米ドルを調達した。

シアトルを拠点とする Trusted Key に資金を提供したのは、アーリーステージのベンチャーファンド Founders Co-Op。RChain Cooperative 関連のベンチャーキャピタル企業 Pithia もこれに参加した。Trusted Key は、透明性が高くセキュアなデジタル台帳でビットコインなどの仮想通貨を支えるブロックチェーンと、スマホや暗号を組み合わせたいとしている。

Allied Market Research の最近のレポートによると、消費者の身分証明やアクセス管理のグローバル市場は、2022年までに約240億米ドルに達すると予想されている。2017年には、1,670万人超がなりすまし犯罪や身分詐称の被害を受けた。

同社は今回獲得した資金を、企業顧客から要望のある製品のニーズに応えるべく、イノベーションと事業展開の加速に活用していく計画である。Trusted Key のデジタル ID ソリューションでは、デジタルの信頼性の基盤を提供するためにブロックチェーン技術を活用している。

同社 CEO の Amit Jasuja 氏は声明で次のように述べている。

高度な規制が課されている企業はオンライン上で顧客体験を提供したいと考えていますが、ID 認証(証明)手続きの煩雑さゆえに登録段階での断念率がとても高くなっています。ID 情報の盗用や漏洩が増えているなか、こうした企業はセキュアで便利な体験を提供しなくてはいけないという大きなプレッシャーにも直面しています。Trusted Key のプラットフォームでは、消費者データのプライバシーを保護する一方、企業の側では、簡単に顧客の本人確認が可能となります。当社はデジタルの信頼性を再構築しているのです。

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(上)Trusted Key Solutions
Image Credit: Trusted Key Solutions

企業にとって、オンラインで摩擦なく、しかもセキュアな登録プロセスを提供することがますます重要になっている。こうした需要の増加をもたらしている背景には、消費者と企業のやり取りというライフサイクル全体がオンラインでの体験に移行しているという必然的な動きがある。

Trusted Key は2016年に、Microsoft、Oracle、Symantec の元役員たちにより設立された。身分詐称の防止、セキュリティの改善、パスワードなしの認証や取引承認の消費者体験の向上に向け、企業に対してデジタル ID のソリューションを構築してきたという。これにより企業は、デジタルチャネルでの顧客獲得を効率化することができるほか、事業や規制の要求にも応えられる。Trusted Key の身分証明プラットフォームは企業に対し、ニーズに最もよく合うブロックチェーン上で採用されるカスタマイズ可能なインフラを提供している。同時に、これを既存のアプリケーションと簡単に統合することもできる。

また今回、ヘルスケアコンソーシアム NH-ISAC との提携によるパイロットプロジェクトの実施にも成功したと発表された。このプロジェクトでは、柔軟性のある証明手続きを顧客に実施できるほか、顧客が健康保険の申請、医療機関への登録、ネットでの処方箋調剤ができる再利用可能なデジタル ID を提供するモバイル HealthID アプリケーションを製作している。

Trusted Key は、摩擦なく、それでいてセキュアなオンライン顧客登録プロセスを提供する準備を進めており、取引の高速化を求める消費者のニーズと、個人情報のセキュアな処理を求める需要のギャップに対応している。同社の顧客には、全米最大のヘルスケアコンソーシアムが含まれ、数百の医療機関から成るエコシステム全体で Trusted Key のプラットフォームが採用されている。これにより消費者は、健康保険への申請、医療機関への登録、予約の設定、ネットでの処方箋調剤を単一のプロファイルで実施することが可能で、複数のパスワードを記憶したり、ログイン時に詳細情報を入力したりする作業が不要になった。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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