ドクター・ショール(Dr. Scholl’s)はフットケアで有名な会社だが、1月第2週から、Wiivv Fit との提携により3D 印刷されたインソールの取り組みを開始している。
ドクター・ショールは、ラスベガスで開催されているテクノロジーの見本市 CES 2019 の場で提携を発表した。これにより、Wiivv の3D 印刷によるインサート技術を活用して、足元をさらに快適にする特注インソールを販売するブランドとして利用されることになる。
Wiivv Fit はスマートフォンのアプリを使って、消費者に自身の足を測定してもらう。するとアプリは3D 印刷の特注インソールを発注・製造し、完成した製品が自宅に送られてくる。
Wiivv はドクター・ショールと提携している。 Image Credit: Wiivv
ドクター・ショールの米国マーケティングディレクター Claudia F. Metcalf 氏は、声明で次のように述べた。
ドクター・ショールは、増加を続ける顧客向けに行うカスタマイゼーション(個人仕様化)の重要性をよく理解しています。最新サービスにより、顧客の足の正確な形を反映したインサートを、適切な場所、適切なサポートで製造することができるようになります。Wiivv Fit の技術を活用することでドクター・ショールの特徴でもある信頼性が高く快適なインサートに特注の3D 体験がもたらされます。自宅で注文ができる機能と併せ、プレミアムな個人仕様化という点で画期的なことです。
携帯電話で足のプロフィールをキャプチャーし、カスタマイズされた3D プリントのフットウェアを顧客向けに製造する機能においては、Wiivv Fitはパイオニア的存在だ。Wiivv Fit は3年前、CES の TechCrunch Hardware Battlefield で準優勝し、同時に、初めてながらも大きな成功を収めた Kickstarter キャンペーンで3D 印刷された特注のインソールを製造した。両社が初めて顔を合わせたのは CES だった。そのため、ここで提携の発表がなされたのももっともな話だ。
Wiivv の CEO Shamil Hargovan 氏は声明で次のように述べた。
Wiivv Fit で私たちが新たな境地を開いたのは、ドクター・ショールがその顧客事業をスケールさせ、特注生産のメリットを理解するようになった顧客のニーズに対応できるよう手助けすることです。当社はテック企業ですが、その存在意義は、特注製品を一つずつ作ることによって、アクティブで意味のある時間を生活にもたらすことです。それでお客様は動きやすく快適な最良の生活を送ることができます。ドクター・ショールと提携できたのは喜ばしいことです。真のカスタマイゼーションを推進していくのが楽しみです。
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AIRBUS Accelerator 参加のため、フランスのトゥールーズを拠点にしている久保直嗣(ただし)氏は、H24E Innova をローンチする前、再生可能エネルギーと従来型エネルギーの分野で十年以上に及ぶ勤務経験を持っていた。久保氏はケンブリッジ MBA プログラムに参加していたとき、超短パルスレーザー技術を水素電池セルと組み合わせることで、クリーン電力を作り出せるアイデアを思いついた。水素を燃料として使うソリューションのスケールには、驚くべきことにほとんど投資がなされてこなかったが、最近になって電力に似たクリーンなエネルギー媒介物とみなされるようになった。
本稿は、Disrupting Japan に投稿された内容を、Disrupting Japan と著者である Tim Romero 氏の許可を得て転載するものです。Tim Romero 氏は、東京を拠点とする起業家・ポッドキャスター・執筆者です。これまでに4つの企業を設立し、20年以上前に来日以降、他の企業の日本市場参入をリードしました。 彼はポッドキャスト「Disrupting Japan」を主…
本稿は、Disrupting Japan に投稿された内容を、Disrupting Japan と著者である Tim Romero 氏の許可を得て転載するものです。Tim Romero 氏は、東京を拠点とする起業家・ポッドキャスター・執筆者です。これまでに4つの企業を設立し、20年以上前に来日以降、他の企業の日本市場参入をリードしました。
塾業界に競争があることからも納得がいきます。生徒たちは成果ベースでどの塾に行くかを選びますが、小学校や高校はそうではない。つまり評判の良い私立学校は複数存在しても、それらの学校同士が(塾同士のように)直接的な競合になることはない。atama plus など、エドテックで成功した多くの企業は学習ツールを提供していますが、それは全員が同じものを学ぶ教育フォーマットに則っていて、生徒たちがそのような環境で学習するのを支援している。
その第一歩は、本を全て PDF 化して、講義をビデオ化するというものですね。これでは実のところ、何も変わっていません。教育のフォーマットが変わっただけで、生徒たちにツールを与えることに関して言えば、次世代のそれは「atama+」のようなテクノロジーを効果的な学習のために使いこなすべきでしょう。次の一歩は、ただ聴講しているだけの学習の構造を変えることになると思いますが、そのような変化は日本で起きているでしょうか?
しかし、atama plus のお客は塾である限り B2B2C をやっていることになり、その関係性から言って、atama plus のミッションは常に塾を支援するというものになりますね。生徒と直接オンラインで繋がるとか、何か変えようとしていることはありますか?
稲田氏:
新しい構造の塾を始めたいと考えています。あるクラスには15〜20人の生徒がいて、全員がそれぞれ我々の仕組みを使って学習していますが、コーチもいて、コーチはコーチングだけに特化しています。コーチは生徒たちを励ましますが、教えはしません。教えているのは我々の AI であり、つまりテクノロジーが教えることに、人間のコーチはコーチングに特化しているのです。これこそ我々が作りたいモデルであり、塾市場の最大の課題は教師の不足です。だから、我々は塾と共に新しいモデルを作りたいんです。
さて、私は今日、あなたに全てを理解してほしいと思ってはいないが、自らそうしようとするなら、スティーヴン・J・グールドの著書「人間の測りまちがい(The Mismeasure of Man)」を手に入れるべきだ。我々が知能と位置付けているものと、なぜ、そんなに知能を気にするかについて、何ヶ月も考えさせられるような話題を扱った素晴らしい本だ。
Lora DiCarlo のマーケティングディレクター Sarah Brown 氏はこう付け加えた。
CES とテクノロジーには性差別的な問題があります。女性や男性以外の CES 参加者に対する敵意です。これは長い間ずっと続いている議論です。
今週(1月第2週)ラスベガスに18万人を集めると思われる CES のこの問題を、同社は提起したいと考えている。
広報の Sarah Brown 氏(当然 Lora DiCarlo の Sarah Brown 氏とは別人である)はこう述べた。
Vela は既存の製品カテゴリーのいずれにも当てはまらず、イノベーションアワードプログラムに受け入れられるべきではありませんでした。CTA はこの立場を Lora DiCarlo にお伝えし、この間違いに関して同社には陳謝しました。
行きつ戻りつ
最初、10月の書状では、賞を受けても「アダルト」企業は展示を行うことができないという方針のため Lora DiCarlo はショーフロアで展示できないと CTA は伝えていた。(かつて Consumer Electronics Show と呼ばれていた CES が Adult Entertainment Expo でポルノ業者と分離したのは2001年頃に遡る)。
弊社は何をしているかを隠しませんし、快楽とテックといういまだに男性の CEO や経営者がほぼ支配している分野で女性、ノンバイナリー、ジェンダーノンコンフォーミング、LGBTQI の人たちは声を上げて主張するべきだと固く信じています。また弊社はセックスやセクシャリティにまつわるタブーを社会が捨て去る必要があると考えています。これは人生や健康の一部であり、絶対にメインストリームの中の対話に含まれるべきものです。恥じることも罪悪感をもつこともなく、自分自身が心地よく自由に、自分自身の肉体を楽しめばよいのです。
それこそが同社が初めての製品である Osé を CES イノベーションアワードに提出した理由であると彼女は述べた。このハンズフリーのデバイスはセックストイ以外の何物でもないが、「ブレンドオーガズムという至高のオーガズム」を届けるという目標のための技術で作られている。マイクロロボティクス技術を使い、「まるで本物のパートナーのような感覚を体験」するために人間の口、舌、そして指のすべての感覚を模している。
Lora DiCarlo の法務チームは書状で CES が「男性向けポルノを何の問題もなく明確に許容している」と述べ、さらに追及した。2018年、CES はポルノ企業である Naughty America が展示フロアで「アダルトエンターテインメントの未来はここに」と宣言する看板を掲げることを許可していた。Naughty America は2017年にも、CES 2017でラスベガスコンベンションセンターのサウスホール後方のミーティングルームに参加していた。
Naughty America の CEO である Andreas Hronopoulos 氏は VentureBeat の取材に答え、CES 2019ではストリッパーをキャプチャーして自宅で拡張現実技術を使い密かにそれを見ることができるというテクノロジーを、ミーティングルームでのみ披露していると述べた。同社は VR ポルノの展示ブースを持っていない。
Lora DiCarlo はさらに主張する。
2016年にはフランスの企業 B.sensory が電子書籍ドリブンなバイブレーター型セックストイで CES イノベーションアワードを受賞しました。2016年は OhMiBod が同社のエクササイズ機器兼バイブレーター製品 Lovelife Krush Kegel で、国際 CES 2016「CES 最優秀賞」の「デジタルヘルスとフィットネス製品」カテゴリーで受賞者に名を挙げられています。OhMiBod は CES で何年も展示を行っています。
CES アワードに関して知らせを受けた後で Uccellini は多くの潜在的投資家と話をし、この賞によってデバイスを支えるエンジニアリングやテクノロジーにおける同社の信念が確認されたことを伝えたと、Haddock 氏は述べた。投資家からの反応は極めて良好で、これは初製品を市場に出そうとしている若きスタートアップの将来の展望にとって非常に重要な点であった。