東南アジアの中小企業向けオンラインHRプラットフォームSwingvy、世界的保険大手Avivaから資金調達

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Swingvy チーム

東南アジアの中小企業に HR(人事管理)のプラットフォームを提供している SaaS スタートアップの Swingvy は本日(5月3日)、世界的な保険会社 Aviva のコーポレート VC 部門である Aviva Ventures からのブリッジファイナンスラウンドを完了したと発表した。

Aviva Ventures がアジアで投資をするのは、これが3回目となる。

クアラルンプールを拠点とし、シンガポールと韓国・ソウルにオフィスを構える Swingvy は、シンガポールで Aviva のビジネスユーザ向けの最新機能の構築に注力していく。同社は、HR テックとインシュアテックへの集中を進めているところだ。

Jin Choeh 氏と Tho Kit Hoong 氏により2016年に設立された Swingvyは、HR のほか給与、福利厚生を単一のプラットフォーム上で統合、自動化している。モバイルファーストなプラットフォームで、ユーザはいつでもどこでも HR 業務にアクセスできる。同社によると、これにより中小企業にとって時間と費用の節約になるという。

HR モジュールは無料だが、給与や福利厚生の管理など拡張機能を利用する顧客は、従量制による料金を支払わなければならない。

Swingvy は現在、シンガポール、マレーシア、韓国で2,500の企業、6万人のユーザにサービスを提供している。

共同設立者兼 CEO の Jin Choeh 氏は次のように述べている。

Swingvy において、私たちは人材こそ企業にとって最も重要な資産だと考えています。力を与えられていると感じたとき、社員は最善を尽くします。当社にとって、東南アジアにはとてつもない機会があります。7,000万もの中小企業が、使いやすく、費用と時間を効率的に使える HR のソリューションを切望しているからです。私たちのビジョンは、全ての中小企業オーナーに、Swingvy が提供するシームレスで統合された HR および福利厚生ソリューションの力を借りて社員を第一に考えてもらうことです。

イギリスとシンガポールにオフィスを構える Aviva Ventures は、次の4分野で操業するデジタルおよび技術系企業への投資に注力している:コネクテッドホームやヘルスケア、自動車を含む IoT、データおよびアナリティクス、革新的な顧客体験、新たな「シェアリングエコノミー」プラットフォームなどの提供。この VC ファンドは2020年までに、世界中のアーリーステージ企業に対し1億ポンド(1億2,000万米ドル)投資することを目標としている。

【via e27】 @E27co

【原文】

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