AI特化のプログラミング学習サービス「Aidemy」が総額9200万円の資金調達、企業向けサービスの開発・提供に注力

SHARE:

SMR_0462.JPG

AI特化のプログラミング学習サービスを運営する「Aidemy(アイデミー)」は5月10日、総額9200万円の第三者割当増資を実施したことを発表した。同ラウンドでは既存投資家である東京エッジキャピタルがリードインベスターを務め、個人投資家の千葉功太郎氏、安藤祐輔氏、ユーザーローカル代表取締役の伊藤将雄氏、ウルシステムズ代表取締役の漆原茂氏、キープレイヤーズ代表取締役の高野秀敏氏、popIn代表取締役程涛氏ほか3名の合計9名が参加した。

今回のプレシリーズAラウンドにあわせて、社外取締役として東京エッジキャピタルの郷治友孝氏、非常勤取締役としてファクトリアルの金田喜人氏が就任したことも公表している。

2014年に東大学生ベンチャーとして創業されたアイデミー(社名をGoodsより変更)。大学研究室での機械学習応用系の研究やクライアント企業のアプリケーション制作・データ解析の知見をもとに2017年12月、AI特化のプログラミング学習サービス「Aidemy」を正式ローンチした

同Aidemyは、Pythonの基礎やディープラーニングなどのAI技術に特化したオンラインプログラミング学習サービス。プログラミングのためのPC環境構築などは不要で、コースを選択し、出題される演習問題に回答していくことで学習を進める形式だ。現在は全16コースが開講されており、そのうち3〜4コースが無料で受けられる。サービス開始約3カ月後の2017年4月には、会員数1万人、コード演習の実行回数100万回を突破した。

今回の調達資金は、コンテンツの開発費や事業領域拡大に伴う人材採用の強化、BtoB事業の拡大に充当する。2018年8月には海外展開を予定しており、英語圏およびインドへの進出を検討中だ。2018年中には会員数3万人を目指している。

本と同じ価格で数十倍の価値を

aaaaa.png
同社サービスの受講者画面

ユーザーのうち7割が理系出身者、半数がITエンジニアとして活躍している特徴をもつ同サービス。受講者年齢層も35歳前後が多く、やや高めだ。スクーリング形式をとらずに、学習教材を提供する同社の学習継続率について同社代表取締役の石川聡彦氏は下記のように回答してくれた。

「スクール型のプログラミングスクールと違って、アイデミーは本を買う感覚でスタートされる方が多いです。自学自習できるタイプの方であれば1講座3000円で受講できるので、本を買うのと同じ値段で数十倍の価値を出せると思っています」(石川氏)

また、オンラインでできるので社会人の現場で活躍する数少ない優秀なエンジニアがサポートに入ってくれることも強みだと語っていた。実際のキャリアチェンジに関しては、社内転職や既存のエンジニアスキルのプラスオンとして、役立てているケースが多いそうだ。

「研究の成果や収支にコミットして欲しい採用側にとっても、ケースが少なくまだまだAI人材の採用基準が難しい側面があります。これらもライセンス付与やB向け事業の展開で窓口を増やしていきたいと思っています」(石川氏)。

企業向けの教育教材に関しては、すでに先行登録を受け付けており、バイトルの運営などを実施するディップなど6〜7社の登録がある。今後は人材紹介なども含めてB向け事業に注力していく方針だ。

----------[AD]----------