ウェブサイトの改善を手がけるKaizen Platform(以下、Kaizen)は5月9日、企業がクラウドソーシングでマーケティングチームを構築できる「KAIZEN TEAM for X(以下、TEAM X)」を公開した。 TEAM Xは複雑化するデジタルマーケティング分野の課題解決を担うプロ人材をクラウドソーシングの方式で集め、チームとして企業に提供するプロ人材サービス。デジタルマーケティングに…
ウェブサイトの改善を手がけるKaizen Platform(以下、Kaizen)は5月9日、企業がクラウドソーシングでマーケティングチームを構築できる「KAIZEN TEAM for X(以下、TEAM X)」を公開した。
TEAM Xは複雑化するデジタルマーケティング分野の課題解決を担うプロ人材をクラウドソーシングの方式で集め、チームとして企業に提供するプロ人材サービス。デジタルマーケティングに関する課題の分析、プランニング、広告クリエイティブの改善などを手がけることのできるチームを仮想的に構築することができる。
KAIZEN TEAM console
オンライン上で集まったチームの状況把握やコミュニケーションには、これまでKaizenが構築してきたオンラインプラットフォームの機能をベースにした管理サービス「KAIZEN TEAM console」が提供される。具体的にはテストページ選定に特化したアクセス解析やテスト状況の把握、改善した施策の評価などがこのコンソール上で可視化されることになる。
プランとして広告クリエイティブに強い「TEAM for Ads」とサイト改善からCVR、LTV向上までを請け負う「TEAM for CRO」の2サービスから提供を開始する。また、対象となるデジタルマーケティング関連人材はこれまでKainzenがサービスとして構築してきた、40カ国に散らばるクラウドソーシングネットワークに参加する8500人から選定することができる。
これは NetEase Cloud Music(網易雲音楽)と世界最大のレコードレーベルの1つである Sony Music Entertainment が共同で中国の若者に届けた10のライブハウスパフォーマンスのうちの1つである。来年からは NetEase Cloud Music のライブハウスブランドである Yundou Live(雲豆現場)が国内外から歌手を招くようになる。
合同記者会見で NetEase Cloud Music のバイスプレジデント Ding Bo(丁博)氏は、ライブハウスを「カラオケや映画館と同じくらい一般的」にすることを目指すと述べた。同氏は Yundou Live が2018年中に1,000回目の公演を開催すると予想しており、NetEase Cloud Music はライブ音楽ビジネスを拡大する用意ができているということを示唆している。
ニューエコノミーに特化したコンサルティング企業 iiMedia Research(艾媒諮詢)のアナリスト Li Songlin 氏は、次のように TechNode に語った。
ライブ音楽ビジネスを育てることは、新たに移り変わりつつある現在の中国の消費とマッチしています。そして Yundou Live は NetEase Cloud Music がオンラインからオフラインに至るまで独自のエコシステムを構築する手助けとなるでしょう。
2013年にローンチした NetEase Cloud Music のユーザは2017年11月には4億人に達した。このスピンオフ企業は2017年4月に Shanghai Media Group(上海文化広播影視集団)がリードする7億5,000万人民元のシリーズ A を完了し、評価額は80億人民元となった。NetEase Cloud Music は自身が作り上げた音楽コミュニティの中心となっており、その中にはユーザがキュレートし作り上げたプレイリストや、アクティブなコメントエリア、そしてインディーズ系アーティストが含まれている。
成功したインディーズ系アーティストは自身のデジタルアルバムの売り上げから大きな収入を得ることができるが、Cloud Music はビッグデータを通じた正確なターゲットマーケティング戦略でそれらのアルバムを強化している。フォークシンガー Zhao Lei(趙雷)氏の Can’t Grow Up (無法長大)は Cloud Music で20万枚を売り上げ、およそ36億人民元に達した。
2016年後半に NetEase がインディーズ系ミュージシャンに対して行った調査によると、ミュージシャンの大部分はより効果的で多様なプロモーションと流通チャネルを必要としており、Yundou Live はそれが提供できると Chan 氏は述べた。
YunDou Live(雲豆現場)のライブイベント Image credit: Technode
インディーズ音楽が重視されている状況であっても、ライセンスの問題はまだ存在する。4月上旬、QQ Music(QQ 音楽)のオーナーである Tencent(騰訊)は Cloud Music に対してライセンスが失効した Jay Chou(周杰倫)氏の曲を取り下げるよう伝えた。これは中国国家版権局が Tencent と NetEase に対してそれぞれの音楽ライセンスの99%をシェアするよう要求した後に起きたことであり、Jay Chou 氏は残りの1%ということが示唆されている。NetEase Cloud Music は Jay Chou 氏の曲をすべて削除し、同プラットフォーム上に戻せるのがいつになるのか明らかにすることはできなかった。
ライブハウスのチケットは一般的に100人民元前後であり、普通は数千人民元になる大きなコンサートよりもずっと手頃だ。Mao Livehouse(世紀楽夢)の CEO である Chi Yongqiang(池永強)氏はかつて China Business News に、中国のライブハウス市場は急激な成長の前夜にあると語ったことがある。2007年に初めてオープンした Mao Livehouse は中国でも最初期のライブハウスであり、2017年のプレ A ラウンドでは数千万人民元を調達した。
Xiaomi(小米)の組織変更の後、自転車のレンタルプラットフォーム会社 Mobike(摩拜単車)も一部人事異動を行った。Mobike はDavis Wang(王暁峰)氏が CEO を退任し、同社の設立者である Hu Weiwei(胡瑋煒)氏が後任を務めると発表した。 Wang 氏は Uber Shanghai(優歩上海)でゼネラルマネージャーを務めた後、2015年に Mobike を共同で設立し…
Mobike の CEO を退任するDavis Wang(王暁峰)氏
Xiaomi(小米)の組織変更の後、自転車のレンタルプラットフォーム会社 Mobike(摩拜単車)も一部人事異動を行った。Mobike はDavis Wang(王暁峰)氏が CEO を退任し、同社の設立者である Hu Weiwei(胡瑋煒)氏が後任を務めると発表した。
Wang 氏は Uber Shanghai(優歩上海)でゼネラルマネージャーを務めた後、2015年に Mobike を共同で設立した。社内文書の中で同氏は、会社を離れ家族と過ごす時間を増やすと述べているが、今後もパーソナルアドバイザーとして Mobike に留まる予定だという。同社の社内メモには次のように述べられている。
Davis 氏に心より感謝を申し上げます。当社は過去2年間にわたり、2億人を超える Mobiker(ユーザ)にサービスを提供し、15ヶ国・200都市以上に進出を果たしました。ここまで来れたのも、Davis 氏のリーダーシップがあったからこそなのです。同氏には新たな役割の中で、引き続き Mobike の発展に寄与して頂きたいと思っております。
この辞任に関するニュースは、中国最大手の O2Oプラットフォーム Meituan Dianping(美団-大衆点評)が4月4日に、Mobike を27億米ドルで買収すると発表してから、わずか1ヶ月足らずのことである。この買収劇は多くの憶測を呼び、苦境に立たされていた。Mobike の経営チームが近々同社をイグジットするというニュースが報じられたが、Meituan Dianping の CEO である Wang Xing(王興)氏はこれをすぐに否定。Xing 氏は社内文書で、リーダーの変更を一切行わず、Meituan から独立して Mobike ブランドの運営を継続していくと話していた。また、TechNode(動点科技)中国語版で、人材流出を防ぐためか Mobike スタッフの給与を増額することも明らかとなっている。
Wang 氏が Meituan による買収に否定的だったのは周知の事実であり、それが CEO を退任した理由の一つではないかと広く考えられている。 当時のメディア報道によると、同氏は独立企業として Mobike の存続を希望していた。しかしそれと同時に、中国の一スタートアップとして大企業から逃れるのは、いかに困難であるかということも自覚していたという。