Google、JD.com(京東)に5.5億万米ドルを出資し戦略的提携——アクセスを遮断されている中国市場へ、仮想的な進出を実現

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Google は戦略的な提携の一環として中国の小売大手 JD.com(京東)に5億5,000万米ドルを現金で出資すると、両社から発表された。提携によりこの2社は東南アジア、アメリカ、ヨーロッパにおいて小売機会を追求していく。JD  創業日(1998年6月18日)にちなむ「618」というメガセールの日にリリースされた発表によると、一部の商品が Google Shopping で利用できるようになるという。

JD の本拠地である中国本土では Google のサービスは遮断されているが、この提携ではアメリカのテック大手 Google の技術的な卓越さを認識し、これをJDのサプライチェーンや物流、スケールと統合したいと考えている。

Google のチーフビジネスオフィサー Philipp Schindler 氏は次のように話している。

JD.com と提携し、世界中の小売エコシステムで新たなソリューションを開拓できるのが楽しみです。それにより有益で個人仕様かつ摩擦のない購買体験が実現され、消費者はいつでもどのような方法でも買い物ができるようになるでしょう。

JD.com のチーフストラテジーオフィサー Jianwen Liao 氏はこうコメントした。

Googleとの提携により、優れた小売体験を世界中で消費者に提供できる可能性が広がります。

Google は eコマースのトラフィックでAmazonと競合状態にあるほか、EU では Google Shopping サービスで反トラストの係争にさらされている。JD.com はその国際版である JoyBuy を通じて東南アジアとヨーロッパにすでに進出しており、Tencent(騰訊)、Baidu(百度)、NetEase(網易)、Toutiao(今日頭条)といった複数のオンラインパートナーと戦略的な関係を結ぶことでトラフィックを生み出し、ショッピングの簡略化を図っている

Google は、1株あたり20.29米ドルの発行価格で JD.com が新規で発行するクラス A 普通株を2,710万株以上取得することになる。会社声明によると、これは最近の10営業日の平均価格で加重平均すると米国預託株式(ADS)1株あたり40.58米ドルに相当する。JD.com は2014年、ナスダックにグループレベルの企業として米国預託株式を上場し、Nasdaq100 に選ばれた。今回の出資が行われる前の JD.com の主要株主は Tencent で持分は約20%、ほかに Walmart が約10%を保有していた。

【原文】

【via Technode】

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