SNSに貼りたいリンクを1ページに、プロフィール作成の「POMU.ME」がリリース1週間で1200アカウントを達成

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写真左より同社代表取締役の甲斐優理子氏、ポムミー責任者の桑原一貴氏

5月22日にSNSマーケティング事業を運営するパスチャーより正式リリースされた、リンク集付きプロフィール作成サービス「POMU.ME(ポムミー)」。個人が複数持つSNSアカウントや情報発信ページのリンクをまとめ、相互でフォロワーが行き来する導線を作ることができる。

同社は4月8日にベータ版を公開し、正式リリースから1週間で1200アカウントを突破したことを公表。リリース後の現状を本誌の取材で話してくれた。

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POMU.MEは個人が保有するアカウントやブログのリンクをまとめ、プロフィールサイトを作成できるサービス。利用料金は無料で、スマートフォンから簡単に操作できるようになっているのが特徴だ。

同社はコンシューマー向けの商品画像解析やソーシャル データ解析といったSNSマーケティングを主軸事業に展開している。約1500人のインフルエンサーネットワークを保有しており、連携部分のプロジェクトマネジメントをしていたのがPOMU.MEの事業責任者である桑原一貴氏だ。

「インフルエンサーたちや周囲の人の話を聞いていると、Instagramのプロフィール欄にしかリンクを貼れない同一の悩みを抱えていました。海外サービスでリンクをまとめられるlinktreeもありますが、英語やリンク遷移した先で世界観が失われてしまうという理由で彼ら、彼女らにとって使いにくかったのです」(桑原氏)

作成されたアカウント1200人のうち、同社が抱えるインフルエンサーは半数以下。Youtuber、次いでインスタグラマーが活用しており、登録者の総フォロワー数は300万人にのぼる。マネタイズは企業タイアップでのプロフィール着せ替えなどを検討しており、ユーザー課金は視野に入れていない段階だ。

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同サービスにはプロフィールの作成機能だけでなく、アクセス解析機能も搭載されている。この部分に関しては、別事業で培ってきたデータ分析部分のノウハウを活用しているそうだ。

「フォロワー数はもちろん、エンゲージメントをインフルエンサーも気にして改善するようになりました。ソーシャルプラットホームで活躍する人たちは、自分たちの活動に対して妥協をしません。なので、フォロワーをがっかりさせないために世界観を作り、ファンに答えていきたいというこだわりが非常に強いです」(桑原氏)。

同氏によれば、「ソーシャルマーケティングに関して認知度は上がったが、こだわり部分で効果を出せる人・企業は分かれつつある」という。同サービスは既存事業と共存して行く形で今後も運営されるということだ。

今後はギャラリーページの充実などユーザー間での回遊率アップの施策を実施していく方向性。年内には1000万PV、5万アカウントの作成を目指す。

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