バイオテックスタートアップのRelay Therapeutics、シリーズCラウンドでソフトバンクやGVなどから4億米ドルを調達

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Relay Therapeutics

コンピュータの能力と「タンパク質の挙動」に関連する最新の実験的なテクノロジーを組み合わせて画期的な新薬発見エンジンを生み出すバイオテクノロジースタートアップの Relay Therapeutics は、SoftBank Vision Fund をリードインベスターとしたシリーズ C ラウンドで4億米ドルという莫大な額を調達した。

その他にも同ラウンドには Alphabet の GV、Foresite Capital、Perceptive Advisors、Tavistock Group、Casdin Capital、BVF Partners、EcoR1 Capital、Alexandria Venture Investments、そして D.E. Shaw Research の関連会社などが参加した。

タンパク質

マサチューセッツ州ケンブリッジで2016年に創業した Relay Therapeutics はタンパク質の挙動、そしてその挙動と相互作用がどのようにその働きに関連するのか、さらにこれが人体中での病気の形成にどう影響を与えるのかに着目している。こうしたタンパク質の動的な性質を考察することで同社は新たな治療法を発見し、まず第一にがんに焦点を置き、最終的にはすべての病気の様態に対するプログラムを模索している。

relay-loop
タンパク質の挙動(アニメーション)

Relay Therapeutics の代表兼 CEO の Sanjiv Patel 氏は次のように語る

今は新薬発見の進化において比類なき時代です。コンピュータを使ったよりいっそう強力かつ実験的な新薬発見ツールを導入して、以前は創薬が困難だった標的タンパク質に挑むことが可能となったのです。以前のプログラムの成功により、弊社のプラットフォームで幅広い病気に対応できる常識を覆すような治療法を生み出せる可能性が確かなものになりました。

同社はこれまでに、昨年のシリーズ B ラウンドにおける6,300万米ドルを含め1億2,000万米ドルを調達しており、今回の調達資金では「長期戦略の実行を加速」する一方で、既存のプログラムの臨床利用も進める見通しだ。

Relay Therapeutics 会長でパートナーでもある、2016年の同社シリーズ A ラウンドをリードした Third Rock Ventures の Alexis Borisy 氏はこう付け加えた。

この規模の資金調達なら、Relay Therapeutics はプラットフォームもパイプラインも大規模に拡大し進歩させることができるでしょう。

ライフサイエンスの分野は、GV がこうした投資ラウンドに数多く参加していることもあり、VC から莫大な投資を受けている。今年、GV は医療向け機械学習スタートアップ Owkin にも投資している。Owkin のプラットフォームは、臨床研究者が新薬開発を効率化するための予測モデル開発を支援する。他にも、EHR データを用いて臨床研究の改善を図る Verana Health への3,000万米ドルのラウンドをリードし、さらには「次世代型」ワクチンを開発するイギリスのスタートアップ SpyBiotech や、AI 医療スタートアップの Viz.ai への投資も行っている。

ソフトバンクがバイオテック分野に投資するのはこれが初めてではない。実験的新薬の開発企業 Roivant Sciences(現在の評価額は70億米ドル)に対する11億米ドルの投資ラウンドのリードインベスターを務めている

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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