IOTA財団がベルリンのスタートアップスタジオNovaと提携、ブロックチェーンスタートアップ向けシードファンドをローンチ

by Chris O'Brien Chris O'Brien on 2019.3.6

ベルリンを拠点とする IOTA Foundation は、スタートアップスタジオ Nova とのパートナーシップにより、分散型台帳技術に取り組む起業家を対象としたシードファンドを設立すると発表した。

IOTA が独自に開発した分散型台帳プロトコル「Tangle」は、同財団によると標準的なブロックチェーン技術より安全でエネルギー効率にも優れている。設立者の1人はトランザクションの認証方法から Tangle を「ブロックチェーンのブロック抜き、チェーンだけ」と呼んだ。

IOTA は過去に Robert Bosch から出資を受け、富士通や Samsung とともにデータマーケットプレイスをローンチしてきた。現在はスマートシティプログラムを試験中である。同財団の Tangle プロトコルは機器間マイクロトランザクションの自動化を可能にする魅力的なもので、医療や交通、サプライチェーン、エネルギー、通信などの業界で導入が進められている。

そんな IOTA は、Nova と共同で立ち上げた新プログラムにより、Tangle プロトコルの利用をスタートアップの間で促進しようと目論んでいる。

IOTA の共同設立者で取締役会長の1人である David Sønstebø 氏は声明の中でこう述べている。

Tangle ネットワークはブロックチェーン技術の限界や非効率性をかなりの程度まで克服しており、そのためIoTの核心である機器間トランザクションを一変させる巨大なポテンシャルがあります。Nova とのパートナーシップは、萌芽的なアイデアを支援して実現可能、拡大可能、持続可能なビジネスモデルとして花開かせていき、それによってイノベーションを実現させるのが狙いです。

イギリス・リヴァプールで2014年にローンチした Nova は、「cofoundary(共同設立工場 )」と自称する通り、起業家にサポートチームを派遣して製品開発や事業計画、マーケティング面での支援を行っている。これまでに設立を助けたテック系スタートアップは80社以上だ。Nova は支援開始から1年が経過した時点で50%の株式を得ることになる。

IOTA との新プログラムも同様のモデルに沿っており、IOTA の Tangle 技術を利用してビジネスモデルを構築しようとしている起業家に資金とメンターシップを提供していく。

Nova のパートナーシップ部門を統括する Andrew Dean 氏は声明で述べている。

スタートアップのローンチが成功するまでには多くの障害がありますが、よくあるありふれた失敗はたいがいごく初期に起きるものです。私たちは IOTA で起業しようとする人に最大限の成功チャンスを提供したいのです。IOTA 技術が火種となって、現代屈指の刺激的な技術開発が行われています。それらの新しいアイデアをマーケットに送り込む一助となるのが楽しみです。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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