
East Ventures は非公開額のプレシリーズ A ラウンドで、バイクの e コマースである Moladin に対して投資を行ったと発表した。このラウンドには新たな投資家であるサイバーエージェント・キャピタルやその他複数のエンジェル投資家が参加している。
Moladin は今回の新たな資金を使い、既存製品のスケールアップ、自動車販売という新たなカテゴリやバイクの割賦販売ローンといった新たな機能の創設、ならびに新たな都市への拡大を加速させるとしている。
Moladin の COO である Mario Tanamas 氏はこう説明する。
Moladin はその始まりから、商品を向上させ、バイクを使う全てのインドネシア人のニーズに応えるべくイノベーションを起こし続けています。これはバイクのワンストップのプラットフォームとなり、バイクを使うインドネシア人のライフスタイルとは切っても切れない存在になるという Moladin のビジョンに沿ったものです。
2017年に設立された Moladin は、インドネシア人消費者にオンラインでバイクの新車が購入できるプラットフォームを提供することから始まった。このプラットフォームは、顧客が1つのプラットフォームだけで購入手続きを最後まで完了することができ、バイクや自転車の情報を得たり、バイカーが最寄りの整備工場を見つけられるようオンラインの名簿を提供したり、スペアパーツやウェアについてのレビューを交換できるコミュニティを提供したりするものだった。

2019年5月には中古バイク用のプラットフォームもオープンさせた。同社によれば、この機能はすぐさま8,000点以上の掲載商品を呼び込み、その3分の1は7か月以内という短期間に売れたとしている。
また2019年12月には、バイクの割賦販売ローンも簡単にできるようにし始め、それ以来ローンの額にして約6万米ドルを支出している。
インドネシア政府は2025年までにバイクの年間生産量を1,000万台にまで向上させる計画であることが報告されており、バイクがインドネシア人の生活の一部としていかに必要不可欠なものかを示している。
サイバーエージェント・キャピタルの取締役である北川伸明氏はこう説明した。
この産業自体はまだ伝統的なやり方で動いています。特定のタイプのバイクや欲しいモデルのバイクを手に入れるために、様々なディーラーを実際に訪ねてみなければならないのです。Moladin はバイクの買い方に革命を起こすことができ、ナンバーワンでオールインワンなバイク関連のプラットフォームになることができると、弊社は確信しています。
2018年7月に Moladin はチーム拡大および地域での成長に向け、East Ventures、マレーシア拠点の Berjaya Group、シンガポール拠点の Ethos Partners から120万米ドルの資金を調達した。
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