チームエンゲージメントツール開発のLaboratik、プレシリーズAラウンドで200万米ドルを調達——DEEPCOREやPARTYらから

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東京を拠点とする HR テックスタートアップの Laboratik は、プレシリーズ A ラウンドで、DEEPCORE やクリエイティブラボの PARTY から200万米ドルを調達した。このラウンドには、既存投資家のアーキタイプベンチャーズ、みずほキャピタル、エルテスキャピタル、Artesian も参加した。

昨年3月の「GRASSHOPPER」デモデイでピッチする Laboratik CEO の三浦豊史氏
Image credit: Masaru Ikeda

Laboratik は 今回の調達に加え、AI スタートアップのシナモン共同創業者である堀田創氏が Laboratik のエンジニアリング担当バイスプレジデントとしてチームに参加したことも明らかにした。また、アメリカ Humanyze の CEO でマサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボ客員研究員 Ben Waber 氏が Laboratik のアドバイザーに就任したことも明らかにした(編注:ピーブルアナリティクスの第一人者である Ben Waber 氏のアドバイザー就任は、昨年3月の「GRASSHOPPER」デモデイで三浦氏が発表していた )。

2015年に設立された Laboratik は、自然言語を使ったチームアナリティクスの製品やサービスを開発している。同社は今回調達した資金を、日本や国際市場における提供内容の拡大と販売強化に使う計画だ。

Laboratik は、ワークプレイスチャットアプリケーションやリモートワークの機会が一般化する中で、企業がチームを効果的に管理・理解できるようにすることを目指している、と述べている。同社の主力製品である「We.」は、ワークプレイスチャットインタラクションを分析し、自動的にチームエンゲージメントを見える化。このビジュアルは、社内コミュニケーションの状態と問題を認識するために使用できる。まだベータ段階にあるこの製品は、すでに数十社で数千人に使われていると同社は述べている。

Laboratik の以前のサービス「A;」は、チームコミュニケーションツール「Slack」と連携するボットだ。チームの状態を測定し、各メンバーのチャットコミュニケーションの量を定量化し、自然言語処理を使ってユーザの感情的な傾向を分析する。Crunchbase によると、Laboratik はこれまで、アーキタイプベンチャーズがリードしたシードラウンドで80万米ドル、2017年のエンジェルラウンドで10万米ドル、2016年のデットファイナンスで20万米ドルを調達している。

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【via Tech in Asia】 @Techinasia

【原文】

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