kikitori はこうした既存流通の業務改善に取り組むべく、自らもその現場に身を置いて研究を続けてきた。巣鴨の東京都中央卸売市場豊島市場に売買参加者として参加。文京区を中心に青果店「八彩(やさい)」を3店舗展開し、商品の仕入れから店頭販売までを自ら実践。そうして培った知見と信用を元に、大手卸売事業者のコンサルティングを手がけ、さらに裾野を広げる試みが bando だ。
生産者である農家から納品量(入荷データ)を入力してもらうのに使うのはスマートフォンだ。当初は入力用にネイティブアプリも開発したそうだが、年配者が多い農家にはアプリのインストールのハードルが高く、現在は入力インターフェイスには LINE を入口とした Web アプリを採用している。送信されてきた入荷データを流通業者の基幹システムに取り込めるよう、kikitori では年内にはデータ連携 API などを公開予定だ。
物流コストが高い産直に重点を置くよりも、既存流通を変えた方がインパクトがあると思い bando を作った。1月末時点で、神奈川や栃木などの5事業者で実際に使ってもらっている。どれだけ事業者を跨いで、多くのデータを貯めていけるかがカギ。(代表取締役 上村聖季氏)
kikitori では調達した資金を使って bando のプロダクト開発やマーケティング費用に充て、さらなるサービス拡充を目指す。直近では特に、フロントエンドエンジニアの採用を強化するとしている。
スタートアップと投資家の業務効率化プラットフォーム「smartround」を提供するスマートラウンドは1日、プレシリーズ A ラウンドで、FF APAC Scout、Justin Waldron 氏、Matias de Tezanos 氏などから1億円を調達したことを明らかにした。投資契約は、J-KISS(新株予約権型コンバーティブル・エクイティ)に沿っている。
FF APAC Scout は、Peter Thiel 氏率いる Founders Fund のアジア太平洋地域向けスカウトファンド(連続起業家でもあるエンジェル投資家がファンドとして出資できる仕組み)で、同じスキームとしては、Japan Angel Fund や Sequoia Capital のスカウトファンドが有名。Justin Waldron 氏は Zynga の共同創業者であり、日本のスタートアップでは、これまでに語学学習の Lang-8 にも出資している。Matias de Tezanos 氏は連続起業家で7回のエグジットを経験した投資家でもある。
Microsoftが今回開発したモデルでは、バグ予想のために2つの技術を活用している。1つ目がTF-IDF(term frequency-inverse document frequency algorithm)だ。データ内における単語に対し重要度を振りわけ、全体の中でどれだけ関連性があるかを見極めるアプローチとなる。2つ目がロジスティック回帰モデルで、クラスやイベントが発生する確率をロジスティックス関数を基に算出する手法だ。
ところで上述したようなビデオカンファレンスツールやSlackなどのチームチャットツールは、確かにCOVID-19以降、ユーザー数の面で急成長を遂げていますが、以前からも導入企業は格段に多い状況でした。しかし、社会全体がパンデミック以降「オフィスの必要性」を考え直し、Work From Home時代に突入した結果、浮き彫りになったのが働き方の課題です。