スタートアップと投資家の業務効率化SaaS「smartround」、プレシリーズAでFounders Fundのスカウトファンドなどから1億円を調達

SHARE:
Image credit: Smartround

※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから

スタートアップと投資家の業務効率化プラットフォーム「smartround」を提供するスマートラウンドは1日、プレシリーズ A ラウンドで、FF APAC Scout、Justin Waldron 氏、Matias de Tezanos 氏などから1億円を調達したことを明らかにした。投資契約は、J-KISS(新株予約権型コンバーティブル・エクイティ)に沿っている。

FF APAC Scout は、Peter Thiel 氏率いる Founders Fund のアジア太平洋地域向けスカウトファンド(連続起業家でもあるエンジェル投資家がファンドとして出資できる仕組み)で、同じスキームとしては、Japan Angel Fund や Sequoia Capital のスカウトファンドが有名。Justin Waldron 氏は Zynga の共同創業者であり、日本のスタートアップでは、これまでに語学学習の Lang-8 にも出資している。Matias de Tezanos 氏は連続起業家で7回のエグジットを経験した投資家でもある。

今回の調達は、同社が昨年3月に発表したシードラウンドに続くものだ。シードラウンドで日本のエンジェル投資家複数(公開20名)から出資を受けたのに続き、今回はアメリカ・シリコンバレーのエンジェル投資家からも出資を受けたことになる。

<関連記事>

今回、FF APAC Scout で smartround への出資を担当した Jeff Lonsdale 氏は、声明の中で次のように語っている。

日本は世界でも有数の経済大国であり、最も生産性が高く革新的な人材を抱えています。このエコシステムからより多くの強力な企業が生まれることが期待されており、Smartround にはこうした未来を作り出すことができる力があります。

Lonsdale 氏は2018年の Tech in Asia Tokyo の際にスピーカーとして日本に招かれ、今後、日本のスタートアップのグローバル化に並々ならぬ期待を示していた

smartround はスタートアップと彼らに出資する投資家にかかる資金調達業務を効率化するクラウドサービス。資本政策、経営管理、会社紹介、ライブラリなど、スタートアップを経営する上で必要となるリソースを包括的に提供される。投資家には、ポートフォリオをトラッキングする機能なども備えている。アメリカの Carta や Pulley などをベンチマークしているようだ。

<関連記事>

スマートラウンドの創業は2018年5月。創業者の砂川大氏は商社やベンチャーキャピタルでのキャリアを経て、2005年に位置情報関連のロケーションバリューを創業、2012年にドコモグループ入りした。

砂川氏は、今回調達した資金の使途を声明で次のように説明している。

新型コロナウィルスによる混乱が続くなか、日本の将来を担うスタートアップもまた難しい舵取りを強いられています。(中略)

今回、そんな私たちの理念や理想に共感し、こんな環境下でもファイナンスに応じてくださった投資家の皆さまに感謝しつつ、サービスの改善、ボーダレスな展開を目指していく所存です。特に、今回のファイナンスの経験を生かし、日本のスタートアップが smartround を通じて海外の投資家から直接資金調達できるよう、サービスを進化させていきたいと思います。

<関連記事>

----------[AD]----------