「ローコード」の衝撃、2700億円評価のAirtableとは何者か(1/2)

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Airtableのサンフランシスコオフィス
Image Credit: Airtable

通り、Airtableは本日(9月14日)1億8,500万米ドルの資金調達を発表した。評価額は前回の評価額11億米ドルの2倍以上、25億8,500万米ドルとなった。同社の成長は加速中だ。Netflix、HBO、Condé Nast、Time、IBM、Robinhood、Equinoxが名を連ねる顧客ベースは2018年11月には8万人だったのが20万人にまで増加している。

IDCの推計によると、コーディングの方法を知っている人口は世界全体の0.5%にすぎない。一方、業界はパンデミックによって引き起こされた問題を解決してくれる「特化型ソフトウェア」へとシフトしようとしている。Airtableはこのニーズを満たすプラットフォームを提供し、ユーザ自身が職場で使うアプリをほぼコーディングせずに開発できるよう支援することを目指している。いわゆる「ローコード」だ。

CEOのHowie Liu氏はVentureBeat宛のeメールでこう述べた。

「Airtableは、誰でも自分に必要な特製のアプリを作り上げられるようにします。自分で自分のアプリを作るというアプローチによって、既製品のツールやプロジェクト管理サービスを使うよりも自由にカスタマイズできるようになります」。

同社の共同設立者たちがプロダクトを世に出す前の2015年、元Stack OverflowのエンジニアのEmmett Nicholas氏、Google MapsのマネージャーのAndrew Ofstad氏、シリアルアントレプレナーのLiu氏が大事にしていたモットーは「すべてをオーガナイズする」ことだった。Excelのスプレッドシートに似たインターフェイスはドラッグ・アンド・ドロップで操作でき、付属のSDK(ソフトウェア開発キット)でプラットフォーム上にアプリを構築することができる。

Airtableに行や列を挿入・削除する際はほぼジェスチャーで操作することができる。またシェアリングツールも組み込まれており、互いにカレンダー、ギャラリー、カンバンといったビューを共有して共同作業することも可能になる。

Airtableには添付ファイル、テキスト、チェックボックス、バーコード、アルゴリズムなどさまざまなものを埋め込んだり、テーブル間のレコードを自動的にリンクさせてグラフ表示させたりすることもできる。また、「ブロック」やテーマ、カテゴリー、ユースケース別に分類されたテンプレートを使って容易に取り組むことができる。

ブロックは約30〜40個の「ミニアプリ」の集まりで、コンピュータービジョンを使って画像の中から自動的に対象物を検出するクラウドビジョンのようなものから、サードパーティ製のAdobe XD用ブロックに似たものまであり、Airtableの機能を拡張してくれる。

Airtableによると、第一線で働く医療従事者に食事を提供するFrontline Foodsは、病院などの施設と地元レストランをマッチングするカスタムアプリを構築した。このアプリは食事が最も求められている地域をリアルタイムで表示し、移動時間やコストを削減するのに役立っている。そして、より新鮮な食物を配達することでコミュニティを支えている。(次につづく)

※本稿は提携するVentureBeat記事の抄訳です

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】