コミュニティタッチツール「commmune(コミューン)」、4.5億円調達——コロナ禍で大企業の顧客接点DX化に対応

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コミューンのメンバー
Image credit: Commmune

企業向けコミュニティタッチツール「commmune(コミューン)」を開発・提供するコミューンは28日、シリーズ A ラウンドで4.5億円を調達したと発表した。このラウンドに参加したのは、DNX Ventures と UB Ventures(UBV)。UBV は、昨年7月のシードラウンドに続くフォローオンでの出資となる。

commmune は、企業向けにユーザエンゲージメントを向上させるためのコミュニティ環境を提供。オウンドメディアや note など一方的な情報発信では対応できない、自らの情報発信とユーザとのインタラクションを一元的に可能にする。会員アカウントを発行している企業では、自社の会員データベースと commmune を連携し、シングルサインオン(SSO)を実現することも可能だ。

以前は SaaS やサブスクリプションモデルでサービスを提供する企業向けに、チャーンレート(解約率)を抑えることを念頭に置いたファンコミュニティの醸成支援に重点を置いてきた commune だが、コロナ禍においては、さまざまな企業が顧客接点をデジタル化する必要に迫られ、大企業ユーザが急速に増えているという。

コロナ禍で、企業では顧客接点を開拓するイベント出展など、ユーザに会いに行くためのコストがまるまる浮いた形。コミューン はそこを取りに行き、デジタルでの顧客開拓やエンゲージメント向上を支援したい。(創業者で CEO の高田優哉氏)

「commmune」のダッシュボード
Image credit: Commmune

これまでコミューンはエンドユーザ向けの画面最適化(主にスマートフォンでの利用を想定)に注力してきたが、企業ユーザ側にエンタープライズが増えたことから、ダッシュボード管理画面を強化するとともに、以前から可能だった SFA や他システムとの API もさらに機能強化している。

同社では調達した資金を使って、システム開発メンバーの布陣を拡大する計画。また、エンタープライズユーザの増加に伴い、顧客と伴走する工数が大きめになるため(スタートアップや中小企業と比較して、大企業はエリートプランを選ぶ傾向が高いと見られる)、コミューンはカスタマーサクセスも強化すると見られる。具体的な戦略については、10月20日に開催されるウェビナーで明らかにされる模様だ。