韓国発のコラボツール「JANDI」運営、シリーズBラウンドで1,300万米ドルを調達——アジア太平洋地域進出へ

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韓国における Slack 競合「JANDI」を運営する Toss Lab(토스랩)は、シリーズ B ラウンドで1m300万米ドルを調達したと発表した。累積調達額は2,000万米ドルに達した韓国のコラボレーション分野初のプレイヤーとなった。

声明によると、SoftBank Ventures Asia がこのラウンドを主導し、SV Investment、Atinum Investment、Must Asset Management、Shinhan Capital、SparkLabs、T Investment も参加した。

「JANDI」
Image credit: Toss Lab(토스랩)

2014年に発表された、エンタープライズチームコラボレーションプラットフォームの JANDI は、テーマ別のグループチャット、タスク管理、ビデオ会議、サードパーティ製アプリの統合など、生産性向上ツール一式を提供している。

今回調達した資金を使って、同社では営業・マーケティング活動を加速させ、グローバルチームのために新たな人材を採用する予定。

これは JANDI をアジアにおけるエンタープライズコラボレーションツールのリーダーとして確立するための一歩だ。(Toss Lab CEO の キム・テヒョン=김대현、英名 Matthew Kim 氏)

同社のスポークスパーソンは Tech in Asia に対し、Toss Lab は現在40人のスタッフを抱えており、2020年末までにさらに10~15人のスタッフを追加する計画だと語った。しかし今後の販売・マーケティング計画についての具体的な情報を明らかにはしなかった。

Softbank Ventures Asia シニアアソシエイトの Jay Choi 氏は次のように指摘する。

2014年から一貫して着実に成長してきた JANDI は、アジアを代表するコラボレーションツールになることを目指している。

同氏によると、新型コロナウイルスの感染拡大により、従業員のためにリモートワークのセットアップを手配する企業が増え、コラボレーションプラットフォームの需要が高まっているという。

この成長に伴い、Toss Lab は製造業や小売業など、世界的な危機以前はコラボレーションソフトウェアの使用を一般的に考慮していなかったような伝統的な企業をターゲットにしていくと述べている。

Toss Lab によると、JANDI は過去3年間で100%以上の収益成長を遂げ、コラボレーションソフトウェアプロバイダー大手としての地位を確立しているという。また、JANDI は2018年初頭からデイリーアクティブユーザーが100%成長し、登録ユーザ数は200万人を超えたという。

Toss Lab によると、これまでに約20万チームが JANDI を利用しており、中小企業から LG 子会社の LG CNS、韓国財閥 CJ、韓国の自動車タイヤ大手ネクセンタイヤ(넥센타이어)など大企業まで幅広く利用されているという。

韓国と台湾のほか、日本、マレーシア、ベトナム、中東にも進出しており、英語、中国語、日本語、韓国語、ベトナム語など複数の言語に対応している。同社によれば、近い将来、これらの市場でより積極的に展開していくという。

Toss Lab はこれまでに、エンジェルラウンド(2014年)で SoftBank Ventures と Cherubic Ventures(心元資本)から200万米ドル、プレシリーズ A ラウンド(2016年)で Qualcomm Ventures と韓国の HnAP から250万米ドル、シリーズ A ラウンド(2017年)で香港の Ascent Capital Advisors、TicketMonster((티몬、티켓몬스터)CEO の Shin Hyun Sung(신현성)氏らから170万米ドル、ベンチャーラウンド(2018年)にで SBI インベストメント、韓国開発銀行、Daekyo Investment、Evergreen Investment Partners から520万米ドルを調達している。

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【via Tech in Asia】 @Techinasia

【原文】