CES2021はバーチャル開催へ:国際的な参加者の増加見込み/Gary Shapiro氏インタビュー(3/6)

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Above: CES 2021 will be all virtual.Image Credit: Dean Takahashi

(前回からのつづき)

VentureBeat:もうSamsungの列に並ばなくて済むのは嬉しいですね

Shapiro氏:おおよその人々のニーズを確実に満たすために余裕のなさそうな件について取り組んでいます。現在、非常に多くの登録を頂いており、その多く(平均値以上が)米国外からの登録になっています。これは別のニーズにも対応しているんです。これまでも多くの人が他の国からショーに参加したいと思っていましたができませんでした。今回は登録する人が増えています。これはとてもエキサイティングなことなんです。

キーワードを探し出す機会も提供しますよ。参加される方が興味を持っているものは何でも、独自にカスタマイズした体験を作ることができますし、セレンディピティを持って知らないことでも気づくような仕掛けを用意しました。ジャーナリストに頼るだけでなく、独自の4人のアンカーたちが、これからの出来事のハイライトを発信します。24時間体制です。人々は世界中からアクセスして、リアルタイムでも番組終了後でも、見たいものを見ることができます。

VentureBeat:15万人の入場者数が予想されていますがこれはどういう根拠でしょうか

Shapiro氏:ここ数年の平均的な数字です。しかし、こればっかりは分かりません。あくまで推測であり、知ることは難しいです。ただ、多くの方が数字を知りたいと期待しているので出したのですが・・・。

VentureBeat:なるほど、これまでの登録に基づいた数字なのかなと思ったまでです

Shapiro氏:いいえ、登録が始まったのは3週間前ですからね。通常は9月1日に登録を開始します。その間にすでに10万人の事前登録がありました。もちろん単純な比較はできないですが、通常の年にCESに行く場合はホテルや航空券にコストをかける必要があります。基本的にいかなる比較もしたくないのですが、その上で早めに登録した人の多くは来ないケースが多いです。それはどのような展示会でもそうです。しかし、私たちが何より避けようとしているのは、先ほど言ったように直前の登録です。これは私たちにとって懸念事項です。

VentureBeat:国際的な参加者という点ではメリットがありそうですね。来られなかった人も参加できるようになりました

Shapiro氏:出展者には必ず一定数の無料登録を提供していますが、メンバーシップを登録された方にも提供しています。また、キーノートをソーシャルメディア上で誰でも見られるようにしています。業界の関係者でなくても、キーノートを見ることができるのです。

(次につづく)

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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