インドネシアのSaaSスタートアップMekari、シリーズDでマネーフォワードらから1,800万米ドルを調達

SHARE:
Image credit: Mekari

インドネシアの SaaS スタートアップ Mekari は17日、シリーズ D ラウンドで1,800万米ドルを調達した。このラウンドはマネーフォワード(東証:3994)がリードし、Mitratama Grahaguna、EV Growth、Supra Primatama Nusantara、Karang Mas Investama、Mitra Dutamas、Perkom Indah Murni、Alto Partners などの投資家が参加した。EV Growth と Alto Partners を除き、これらの投資家は、インドネシアの新興財閥 MidPlaza Holdings の傘下にある。

マネーフォワードは、2019年12月のシリーズ C ラウンドに参加したことがあり、その際は EV Growth がリードインベスターを務めた(編注:2018年10月のシリーズ B ラウンドにも参加している)。

DailySocial に対し、Mekari 共同創業者兼 CEO の Suwandi Soh 氏は、新たな資金の大部分は Mekari の主要製品である HR、会計、税務製品の開発に使用されると述べた。同社は最近、これらの主要製品に関連した新しいイノベーション「Mekari Chat(人事との統合コミュニケーション)」と「Mekari Flex(最新の従業員福利厚生ソリューション)」を発表した。

製品開発とは別に、インドネシアの SaaS 企業の M&A の機会も積極的に検討している。これらは、インドネシアの近代的な企業のプラットフォームになるという会社のビジョンに沿ったものだ。(Suwandi 氏)

Suwandi 氏の発言は非常に興味深いもので、Mekari(旧社名 Sleekr)は2019年4月、Talenta、Jurnal、KlikPajak という3つの SaaS スタートアップを完全買収している。そして、これらのサービスを1つのプラットフォームに集約することで、Mekari はさまざまな規模のターゲットユーザを獲得することが可能になった。

インドネシアでは、新型コロナウイルスの感染拡大が寄与する形で、SaaS スタートアップのユーザ数が急速に伸びている。サプライヤーを見てみても、それぞれのサービスを提供するプレイヤーの数はますます多様化している。Suwandi 氏は詳しくは述べてなかったものの、Mekari のビジネスは毎月必ずプラスに成長しているという。急増しているユーザの事業分野はサービス・貿易・製造で、業態別では現在の Mekari の製品がフィットする中小企業が多く占めている。

(ユーザには)マイクロコンシューマーもいるが、数は多くない。しかし、エンタープライズも我々のユーザのセグメントの一部を占め、昨年下半期に非常に大きく成長した。(Suwandi 氏)

Mekari は、従業員数500人以上の企業ユーザが大幅に増加したと指摘している。彼らは新型コロナウイルスの感染状況に適応したり、個人所得税の政府負担措置(PPh 21 DTP)など新しい規制に準拠したりする際に便利な、Mekari のクラウド HR 製品を使用しているという。

【via DailySocial】 @DailySocial

【原文】

BRIDGE Members

BRIDGEが運営するメンバー向けイベント「Tokyo Meetup」では新サービスの紹介やノウハウ共有などを通じて、スタートアップと読者のみなさんが繋がる場所を提供いたします。メンバー登録は無料です。
  • BRIDGE Canvasの購読
  • メンバー向けDiscordご招待
  • BRIDGE Tokyoなどイベントご招待
無料メンバー登録