東南アジアのB2B生鮮食品EC「SECAI MARCHE」、Beyond Next Venturesと楽天ベンチャーズから1.5億円を調達

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SECAI MARCHE のチーム
Image credit: SECAI MARCHE

※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから

東京とクアラルンプールを拠点に、B2B の生鮮食品 EC プラットフォーム「SECAI MARCHE(セカイマルシェ)」を展開する SECAI MARCHE は18日、1.5億円を調達したと発表した。このラウンドに参加したのは、Beyond Next Ventures、楽天ベンチャーズ。ラウンドステージは不明。同社では調達した資金を使って、生鮮食品フルフィルメントサービスの強化、人材採用、マーケティング活動を強化するとしている。

SECAI MARCHE は2018年7月の設立。ASEAN 諸国の農作物生産者に対し、少量多品種注文の配送に最適化したコールドサプライチェーンを提供している。東南アジアにおける生鮮食品のサプライチェーンは通常、サプライヤー各社が運用していて、これらは大量配送に最適化されているため、小規模飲食店やニッチなニーズに対応した小ロット注文に対して運用するのは難しい。SECAI MARCHE では複数の異なるサプライヤーの集荷・配送を共同のサプライチェーンに載せることで、この問題を解決する。

同社によれば、サービスから1年8ヶ月を経て、日本と ASEAN の生産者100社以上が利用しており、他方、この仕組みを利用する飲食店やホテルは300店舗を超えたという。

東南アジアの生鮮食品サプライチェーンの最適化の分野では、タイの Freshket が昨年シリーズ A ラウンドで300万米ドルを調達、Y Combinator 卒業生でインドネシアの Eden Farm は今年3月にプレシリーズ A ラウンド(調達額不明)、シンガポールの Glife は2019年にシードラウンドで118万米ドルを調達している。

via PR TIMES

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