畑と飲食店を結ぶシンガポールのGlife(緑生活)、シードラウンドで118万米ドルを調達——GFC、500 Startups、エンジェル投資家複数が参加

by e27 e27 on 2019.5.2

Glife(緑生活)のチーム
Image credit: Glife(緑生活)

シンガポールのアグリテックスタートアップ Glife(緑生活)は4月22日、Global Founders Capital と 500 Startups からシード資金で160万シンガポールドル(118万米ドル)を調達したと発表した。同ラウンドには、 Zopim の共同設立者 Royston Tay 氏といった 飲食分野やテック分野におけるベテラン投資家など、エンジェル投資家グループもいくつか参加している。

デジタル B2B型アグリテック企業の Glife によると、調達した資金を使いレストランのユーザエクスペリエンスを強化するという。資金は、生鮮食品に対応する統合インボイスシステムや、農家からの農産物のトレーサビリティの向上などにあてられる。また、ラストマイル配送向けにオンデマンドのロジスティクステクノロジーのパイロットテストも行うほか、シンガポールのテクノロジーチームを拡大・強化する予定。

Glife の farm-to-table(農場から食卓まで)プラットフォームは、エンドツーエンドの農産食品サプライチェーンの再定義を図るものだ。新鮮な商品を求め同社のエコシステム内で農家と直接つながっている地元のF&B企業は150社以上にのぼるという。

Glife の CEO Justin Chou 氏は次のように語った。

私たちは、自然を大切にする健康的な生活を誰もが送れるようにするということを、常にミッションとして掲げてきました。消費者が求める味や要求は変化しており、食品調達における透明性や持続可能性といった面で国際的な水準を採用することが推進されています。

私たちは Glife を通じて、このような水準を維持し、手頃な価格で健康的かつサステナブルなライフスタイルの選択肢を市場に提供し、その一方で高い食品安全水準と倫理的な生産方法を実現することを目指しています。

東南アジアにおけるインターネット経済は、Google や Temasek が示す調査から1,000億米ドルを超えると予想されており、消費者市場に新鮮な食品を届ける効率的でレジリエンスのあるサステナブルなアグリフードサプライチェーンを構築する上で、テクノロジーが果たす役割はますます大きくなっている。

約6億人にのぼる東南アジアの消費者の間で野菜に対する需要は増しており、同地域の農業エコシステムはテクノロジーディスラプションの時期を迎えている。

気候変動、都市化、そして急速に進化する食生活のニーズといった課題を抱え、レジリエンスを高め農業プロセスを最適化するためのサステナブルなソリューションに対する需要は差し迫っている。求められるのは、無駄を最小限におさえサプライチェーンのトレーサビリティと効率化を実現することだ。

Global Founders Capital のパートナー Tito Costa 氏は次のように述べた。

食品のサプライチェーンは、もともと非効率的で長いものでした。農産物向けにデジタルコマースプラットフォームを採用することで摩擦や無駄を減らし、その一方で農家の利益率を上げ、レストランにより低価格で商品を提供し、そしてよりサステナブルな農業を実現できます。

Glife は現在、食品サプライチェーン上の両グループの間を埋める多数の中間業者がもたらす課題に取り組んでいるという。同社は自社プラットフォームの farm-to-table オペレーションを昨年5月にシンガポールでソフトローンチしている。過去には、プレシードラウンドで Quest Ventures から資金を調達している。

【via e27】 @E27co

【原文】

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