拡大する新たな資金調達「サブスク前払い」モデル、Capchaseは1カ月で1億ユーロの申込

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ニュースサマリ:サブスク型ビジネスに新たな資金調達の仕組みを提供するCapchaseは7月、新たなファンドレイズの公表をしている。6月に調達した1億2,500万ドルの調達に続いて2億8,000万ドルの資金獲得に成功した。株式と融資によるもので、リードはi80 Groupが務める。

同社は急成長する企業の資金調達プラットフォームPipeと同様のモデルで、伝えているTechCrunchによると事業開始から1カ月で50社に対し、1億ユーロの資金提供を実施している。スペイン拠点のスタートアップで、資金提供プラットフォーム以外にも経費管理ソリューションも提供する。

サブスクリプションなど定常的な収益を上げるビジネスモデルがSaaS企業を中心に広がっており、これらの企業のARR(Annual Recurring Revenue・年間経常収益)などを参考に、投資家とマッチングして事業資金を提供するモデルが急成長している。

代表格は2019年8月創業のPipeで、翌年2月に600万ドル、6月には1,000万ドル、そして2021年3月に5,000万ドル、5月には2.5億ドルを調達し、評価額は20億ドルへと急成長した。

Pipeは資金を求める企業の会計システムなどを繋ぎ込み、その企業が取引して調達できる資金の限度を算定する。限度額は5万ドルから1億ドルまでで、希望する金額を事業資金として提供する。企業は調達した資金を月額の収益からPipeに対して支払う。Pipe自体は手数料として1%を徴収するモデルとなっている。

融資や株式による出資とは異なり、形式上はマッチングした投資家たちが顧客となる企業のサブスクリプションサービスをまとめて購入するようなイメージに近い。投資家たちはディスカウントした額で購入しているので、その後の返済によって収益が得られるという仕組みだ。Pipeでは2020年6月の公開から年末までに数千万ドルの取引が発生しており、登録企業数は4,000社に上る。これらの企業ユーザーは不動産管理、サブスクリプションを扱うD2C企業、保険仲介、オンライン薬局、スポーツやエンタターテインメント企業などとなっている。

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