オールインワン接客チャット「チャネルトーク」運営、シリーズCで28億円を調達——世界で6万社が導入、日本国内売上は前年同期比7倍

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「チャネルトーク」
Image credit: Channel Corporation

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All-in-one 接客チャットソリューション「チャネルトーク」を運営する Channel Corporation(旧社名:Zoyi Corporation)は6日、シリーズ C ラウンドで28億円を調達したと発表した。このラウンドは韓国の Atinum Investment と KB Investment がリードし、シンガポール政府系投資会社 Temasek Holdings 傘下の Pavilion Capital、そして、韓国の IMM Investment、Bon Angels、Guardian Fund、LAGUNA INVESTMENT が参加した。

同社にとっては、2020年7月に実施したブリッジラウンドに続くものだ。累計調達額は40億円。今回ラウンドに参加した投資家のうち、KB Investment、Atinum Investment、LAGUNA INVESTMENT は前回ラウンドに続くフォローオン。日本からは、これまでにシリーズ B ラウンドで、グローバル・ブレインや、グローバル・ブレインと KDDI が共同運用する KDDI Open Innovation Fund(KOIF)、コロプラネクストから出資を受けている。

同社は2014年1月、韓国ソウルで Zoyi Corporationとして創業。当初は実店舗集客データ分析を提供していたが、2018年にピボットしチャットソリューションのチャネルトークをローンチした。受動的になりがちなカスタマーサポートを積極的に顧客とコミュニケーションすることで、サービスの機能活用やリピート利用・購入を誘導するカスタマーサクセスへ導く。接客チャット・サポートbot・カスタマーマーケティング・社内チャットなどの機能を有し、新規獲得から顧客のエンゲージメントや LTV 向上に貢献する。

2018年正式リリース以降、チャネルトークはグローバルで約60,000社が導入し、1ヶ月当たり7,000万人のエンドユーザに表示され、275万人がチャネルトークを通して企業とコミュニケーションをしている。全世界22カ国に進出し総売上高の15%を韓国以外のグローバル市場が占めており、日本市場の売上高が前年同期比約7倍に増加したという。Shopify 連携を達成したことで、海外市場での導入加速が期待される。

via Venture Square(벤처스퀘어)

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