韓国のP2Pレンディング「PeopleFund」、シリーズCで73億円を調達——個人向けローンのシェア57%を獲得

SHARE:

Tech in Asia では、有料購読サービスを提供。有料記事の閲読、全記事への回数無制限閲読、5万社を超える企業データベースへの無制限アクセス、カンファレンスへの限定割引などの特典があります。詳しくはこちらから


韓国を拠点とするオンライン融資プラットフォーム「PeopleFund(피플펀드)」は、シリーズ C ラウンドで759億ウォン(約72.9億円)を調達したと発表した。このラウンドは、Bain Capital がリードし、Goldman Sachs、CLSA Lending Ark Asia、500 Global が参加した。同社は、韓国の消費者ローンに特化したレンディングプラットフォームとしては最大の調達額だとしている。

Peoplefund の皆さん
Photo credit: Peoplefund

Peoplefundチーム / Photo credit: Peoplefund

Peoplefundは、お金を借りる必要のある銀行口座を持たない個人と貸し手をつなぐプラットフォームだ。今年6月に韓国の金融規制当局からマーケットプレイス融資のライセンスを取得し、これまでに10月時点で1兆1,000億ウォン(約1,000億円)以上の融資を行っている。同社は声明の中で、払い出されたローンにより、韓国の個人向けローン市場の57%のシェアを占めたと述べている。

同社は、Bain & Company のコンサルタントで、Softbank Ventures Asia のシニアアソシエイトだったキム・デユン(김대윤、英語名 Joey Kim)氏によって2015年に設立され、これまでに総額1,000億ウォン(約96億円)の資金を調達している。Peoplefund は、今回の資金調達により、AI エンジニアを雇用し、信用スコアリングアルゴリズムをアップグレードするための代替データを取得する予定だ。

【via Tech in Asia】 @Techinasia

【原文】

Members

BRIDGEの会員制度「Members」に登録いただくと無料で会員限定の記事が毎月10本までお読みいただけます。また、有料の「Members Plus」の方は記事が全て読めるほか、BRIDGE HOT 100などのコンテンツや会員限定のオンラインイベントにご参加いただけます。
無料で登録する