メドメイン:九大発、AI病理画像診断「PidPort」を開発【BRIDGE Tokyoノミネート企業紹介】

本稿はBRIDGE Tokyoの企画をご紹介いたします。年明け1月19日から開催するオンラインイベントにて「NEXTスタートアップが実現するデジタル民主化」をテーマに、トップランナーの起業家をお招きしたセッションを配信いたします。現在、数量限定の無料視聴チケットを配布していますので、お早めにチェックしてみてください。

1月19日から開催を予定している「BRIDGE Tokyo 2022」に先立ち、BRIDGE では次世代のスタートアップを讃えるリスト「INTRO Showcase」のノミネート企業106社を発表させていただきました。

これら106社は、BRIDGE Tokyo 2022 に協力いただいているベンチャーキャピタル(VC)、コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)から、次世代の企業成長を支援する「若手キャピタリスト」に選考委員としてご参加いただき、彼らの視点で候補をリストアップいただいたものです。

掲載する106社は選出された候補からノミネートを受諾いただいた各社となります。なお、ノミネートの基準は2015年以降の創業で、概ね5年以内に上場を視野に入れられる可能性のある急成長企業としています。

BRIDGE では BRIDGE Tokyo 2022 の最終日である1月28日に発表される最終選考に向けて、106社の顔ぶれを紹介していきます(順不同)。最終選考で注目を集めた企業については、インタビュー記事の掲載も予定しています。

メドメイン

「PidPort」
Image credit: Medmain

<事業内容>

メドメインは「テクノロジーでいつどこでも必要な医療が受けられる世界をつくる」をコーポレートミッションとして掲げ、 病理 AI 解析ソリューション「PidPort」の開発・提供を行っています。 PidPort は、 深層学習によって開発された病理AIによる高精度で迅速な解析結果の提示と遠隔病理診断等のオンライン上での病理診断を可能にするプロダクトです。

患者さんの組織や細胞を見てがんの有無や治療方針などを判断する「病理医」が世界中で不足している現状があり、それによって病理診断の深刻な遅れや大きな地域格差が生まれています。

私たちは「PidPort」によって、それを解消しどこにいてもすぐに高い水準の病理診断が受けられる世界を目指します。

<推薦者>  奈良勇輝さん(ディープコア)

<推薦者コメント>

がん等の大きな病気の疑いがあった際に実施される「病理診断」は、その結果に基づき治療や手術の方針が決定される等、医療において非常に重要な役割を担っています。

一方で、その診断を担当する病理医は慢性的に不足しており、また結果がわかるまで長い時間を要することで患者の精神的な負担も大きいのが現状です。メドメインは、ディープラーニングを活用した病理診断プラットフォーム「Pidport」の提供を通じて、そのような病理医・患者双方のペインを解消しようとしています。テクノロジーの活用による医療現場の社会課題の解決に取り組み、一歩一歩着実に歩みを進めているメドメインチームの挑戦に大きな期待を寄せています。

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