
東京を拠点にダークストアを展開する OniGO は8日、シードラウンドで7.2億円を調達したことを明らかにした。このラウンドのリードインベスターは東京大学エッジキャピタルパートナーズ(UTEC)で、サムライインキュベートと Plug and Play Japan(PnPJ)が参加した。今回のシードラウンドでの調達を受けて、OniGO の創業以来の累積調達額は約11.8億円となった。
OniGO は2021年6月、梅下直也氏により創業。梅下氏は三井住友銀行での勤務を経て、中古車オークションの「カープライス」(2019年に楽天に売却、現在の「楽天 Car オークション」)、スタートアップ資金調達支援のキャピタルドライブなどを創業したシリアルアントレプレナーだ。OniGO は東京を中心に各所に配送拠点を配置し、アプリでオーダーを受けてからユーザに10分以内に商品を配達する。
ダークストアの分野では、日本でも QuickGet、韓国から市場参入した Coupang などがよく似たサービスを展開している。先月シード資金を調達した Mesh は東京都区部で今夏にもサービスを開始する予定。配送・在庫拠点を多数配置することで迅速な配達を提供するダークストアでは、商品のバリエーションを増やすことが難しいとされるが、OniGO は一部拠点で、スーパー大手のヨークと提携して取扱品数を増やしたり、 sakana bacca を展開するフーディソンと提携し鮮魚を扱ったりするなど、差別化を図っている。
via PR TIMES
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