インドのクラフトビール醸造スタートアップBira 91、キリンHDらから7,000万米ドルをシリーズD調達

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Image credit: B9 Beverages

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インドのクラフトビールブランド「Bira 91」を運営する B9 Beverages は22日、シリーズ D ラウンドで7,000万米ドルを調達したと発表した。このラウンドは、キリンホールディングス(東証:2503)がリードした。キリンホールディングスは昨年にも B9 に3,000万米ドルを出資しており、この時点での持分比率は10%弱だった。ロイターによれば、今回の調達で時価総額は4.5億米ドルに設定され、持分比率は15%に達したと見られる。

インドのビール市場は推定50億米ドル規模だ。市場では、カールスバーグやハイネケン傘下の United Breweries らと競合している。インドでは、大都市の若くて裕福な消費者が、よりライトなビールを求め、より新鮮な材料を約束したブランドやパブを選ぶため、クラフトビールの売上が急増している。B9 は今回の調達を受けて、新たな醸造所の建設や既存施設の拡張に充て、18カ国550の街に同社の拠点を増やすと述べている。

ロイターが確認した投資家向けのプレゼンテーションによれば、B9 は今回の調達の前の2022年6月までの四半期で、純売上高が132%増の2,000万米ドルに及んだものの、400万米ドルの営業損失を計上していた。B9 はこれまでに、Sequoia Capital やベルギーの投資会社 Sofina など、有名投資家から総額2.8億米ドルを調達している。先月には、インドのスポーツパブ・バーチェーン「The Beer Cafe」の買収を発表した。買収額は開示されていない。

via Mint

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