トークンホルダーを育てる努力/琉球アスティーダ早川代表 × ACV唐澤・村上(6)

本稿はアクセンチュア・ベンチャーズが配信するポッドキャストからの転載。音声内容をテキストにまとめて掲載いたします

アクセンチュア・ベンチャーズ (ACV)がスタートアップと手を取り合い、これまでにないオープンイノベーションのヒントを探るポッドキャスト・シリーズです。旬のスタートアップをゲストにお招きし、カジュアルなトークから未来を一緒に発見する場を創っていきます。

ポッドキャストで語られたこと

  • 設立から3年「Tリーグ優勝」できたワケ
  • スポーツを「投資を受けられる」ビジネスに育てる
  • 圧倒的な多業種展開の秘訣
  • トークンコミュニティ運営に重要なこと
  • ファンタジースポーツへの期待と苦労
  • トークンホルダーを育てる努力

小から大へ、トークンホルダーを育てる努力

村上:よくNFTでは、1万体とか、100体限定とかあったりすると思うんですが、琉球アスティーダさんの場合、1万体よりも増やせれば増やせるほど、中トークンホルダー、大トークンホルダーも増えていくから良いという発想なのか、増えすぎると今度は逆に希薄化するみたいなこともありうるのでしょうか。コミュニティの性質とかによると思いますが。

早川:株とかであれば希薄化とかは当然出てくると思うんですが、ホルダーの数が増えて非経済合理性のトークンホルダーを増やす作業をしていくことによって希薄化は防げるし、先ほど申し上げた小トークンホルダーから中トークンホルダー、大トークンホルダーの施策をどれだけ我々が打てるかによってたくさんのみなさま方が入ってきて、いろんなご意見をいただきながらニーズを聞きながらトークンを一緒に育てていく、仲間を増やしていく、仲間探し、仲間を積み上げていくそういったイメージで取り組んでいます。

村上:ファンの方が楽しめるコンテンツをどんどん増やしていって、みんなで楽しめるようにしていくということですね。

唐澤:個人的にすごい納得感あったのは、結局コミュニティは母集団がいたとき、全員が同じ熱量はありえない。そんなコミュニティはないと思うので、(人によって)必ず差が出てくる。琉球アスティーダでは大中小(トークンホルダー)という分け方かもしれないけど、他のコミュニティは別の分け方もあると思うんです。

母集団を固めたままの中で、熱量が高い人を増やすのはなかなか難しくて、実はその割合は変えられない。だったら一層希薄化を求めていくというのは、ある意味逆に合理的なのかもなと思いました。

早川:合理的に増やして、小中大の割合はそこまで変わらない、また増えていくと熱心な層がちょっと減るかもしれない。でも潜在的に中大に移行していくマーケットをしっかりと押さえていくことが、今のスポーツチームにとって必要なのかなと考えています。

唐澤:最後に早川さんの方から、リスナーや世の中に伝えたいことがあれば、ぜひお願いします。

早川:夢と感動を与えるスポーツに新しいお金の循環をつくる。それも最新のテクノロジーを使って、さまざまな循環モデルを作ることが非常に重要だと思っています。フィナンシェからさまざまなチームのいろいろな企画が出ています。

積極的にご参加を賜って、共にに新しい世界観の中でさまざまな取り組みを、楽しいことを実現できたらと思っております。ぜひアスティーダトークンを含め、フィナンシェで盛り上げていけるようにサポートいただければと思っております。本日はありがとうございます。

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