ニュースをあなた好みにAIがまとめ「Artifact」新機能を発表

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Image credit:Artifact

ピックアップ:News app Artifact can now summarize stories using AI, including in fun styles

ニュースサマリ:ニュースアプリArtifactは、AI技術を活用して様々な楽しいスタイルでニュース記事を要約する機能を発表した。ユーザーは特定のジャンルやカテゴリに基づいて記事を要約することが可能で、個々の興味や好みに合わせてコンテンツをカスタマイズできる。

この新機能は、ニュース消費の方法を変えることで多様なコンテンツを楽しめるようにすることを目的としたものだ。Artifactは今後も機能改善を続け、ユーザーの要望に応える機能を提供していく予定だという。

話題のポイント:OpenIAIの革新的な発表や、ビックテック企業の自然言語処理を用いたAIサポート実装の発表が立て続けに行われてきましたが、一段落して来たように思えます。ここからは話題自体が落ち着くというよりは、スタートアップを中心とした各社が、一部機能として実装したことを発表するフェーズとなっていきます。

そんな流れの中で、目を引いたのが今回取り上げるArtifactのAIによるニュース記事の要約機能です。

Artifactでは、ボタンをタップするだけで特定のスタイルでニュースを要約することもできます。たとえば、「小学生でもわかるように説明して」「話し言葉で説明して」「主婦目線で説明して」など、様々な世代の人が欲しい情報を的確に受け取れるようにアレンジができます。

そもそもArtifactとは、Instagramの共同創業者であるKevin Systrom氏とMike Krieger氏によって立ち上げられた会社で、GunosyやSmartNewsのようにパーソナライズされたニュースアプリの提供を今年の2月から開始しています。読む習慣のコントロールやソーシャル機能が特徴だと主張しているもののまだその全容は明らかになっていませんが、今回の発表内容はArtifactの大きな特徴となるでしょう。

ニュースの要約自体は、livedoor Newsの「ざっくりいうと」などにある通りさほど珍しいものではありません。しかし、自分の欲しい情報の粒度で要約してくれるというのは全く新しい体験です。

筆者も今では記事はChatGPTで要約して読むことが多くなりました。ArtifactはAPIを介してOpenAIの技術を利用してテキストの要約を生成していることを明かしているため、その便利さを実感してる分、いちいちChatGPTを開いてコピペすることなく、ニュースアプリで利用できるのであれば常用すると思います。実装を楽しみに待ちたいと思います。

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