バグバウンティ&ホワイトハッカーコミュニティ「IssueHunt」、シリーズAで2.5億円を追加調達——KUSABIがリード

SHARE:
Image credit: IssueHunt

バグ修正依頼のコミュニティプラットフォーム「IssueHunt」を運営する IssueHunt(旧 BoostIO) は、シリーズ A ラウンドのエクステンションで2.5億円を追加調達したと発表した。シリーズ A ラウンドとしての調達総額は3.5億円に達した。エクステンションラウンドは、KUSABI がリードし、coconala Skill Partners、AdlibTechVentures、グロービスの G-STARTUPファンドが参加した。2018年12月の調達に続くものだ。

IssueHunt は、オープンソース開発者が、自身が管理している GitHub 上のレポジトリを IssueHunt 上にインポートでき、バグ報告(イシュー)を上げて、他ユーザにバグ修正を依頼できるプラットフォームだ。バグ修正してくれたユーザ(コントリビュータ)には、その労力に感謝して報酬の設定や投げ銭(ドネーション)もできるしくみ。

IssueHunt は当初、オープンソースを対象にのみ IssueHunt を提供してきたが、2022年7月からは企業向けにもこのサービスを立ち上げた。ホワイトハッカーの力を企業のシステム開発に借りることで、エンタープライズセキュリティの向上と作業効率化を狙う。企業はバグを見つけてくれたユーザ(コントリビューター)に対し、IssueHunt を通して報奨金を支払うというものだ。

今年1月には、情報漏洩を未然に防ぐ脆弱性報告窓口設置ツール「IssueHunt VDP」をローンチした。このツールを使えば、ソフトウェアを展開する企業などが脆弱性報告に特化した窓口をノーコードで設置するでき、脆弱性を発見した第三者が企業に報告することができる。報告が来ると Slack 通知が届くため、セキュリティ担当者がすぐに確認することが出来る。

via PR TIMES

Members

BRIDGEの会員制度「Members」に登録いただくと無料で会員限定の記事が毎月10本までお読みいただけます。また、有料の「Members Plus」の方は記事が全て読めるほか、BRIDGE HOT 100などのコンテンツや会員限定のオンラインイベントにご参加いただけます。
無料で登録する