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浮体式洋上風車(垂直軸型)の開発に取り組むアルバトロス・テクノロジーは6日、シリーズ A ラウンドで総額4.2億円を調達したと発表した。このラウンドに参加したのは、日本政策投資銀行、三井住友海上キャピタル、三菱ガス化学、三菱 UFJ キャピタル、アルバクロス、昭和機械商事、TOKAI ベンチャーキャピタル&インキュベーション、名前非開示の個人投資家。
これは、アルバトロス・テクノロジーにとって、2022年9月に明らかにしたシードラウンド(ジェネシア・ベンチャーズから1億円を調達)に続くものだ。累積調達額は約5.2億円に達した。
アルバトロス・テクノロジーは、浮遊軸型風車(FAWT、Floating Axis Wind Turbine)を開発している。FAWT は小型化の浮体でありながら、安定した強風が吹く沖合に設置でき、設備費および保守・運転維持費も低減できることから、浮体式風車のゲームチェンジャーとなる可能性がある。
FAWT は、ほぼ全て国内で製造・調達が完結するのが特徴だ。ほぼ100%のリユース・リサイクル設計により、ライフサイクルにおける炭素排出量も大幅に削減するだけでなく、国内への経済波及効果とグリーン投資の国内環流を見込める。風車、浮体についても設計作業が進行中で、2024年度に小型機を海上に設置し、大型機に向けた検証を開始する予定だ。
同社は、2022年度に国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)による助成を受けており、現在、新エネルギー等のシーズ発掘・事業化に向けた技術研究開発事業において風車効率の解析等を実施中だ。今回調達した資金は、人材獲得、小型海上実験機開発の加速および、型海上実験機の準備に使用される。
via PR TIMES
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