汎用ヒューマノイド開発Figure AI、ジェフ・ベゾス氏やNVIDIAらから新たな資金調達——評価額は20億米ドル超

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「Figure 01」
Image credit: Figure AI

ブルームバーグロイターは24日、Jeff Bezos(ジェフ・ベゾス)氏や NVIDIA がヒューマノイドロボット「Figure 01」を開発するスタートアップ Figure AI に投資したと、事業に詳しい関係者の話として報じた。Bezos 氏が自身の会社 Explore Investments を通じて1億米ドル、Microsoft が9,500万米ドル、NVIDIA と Amazon 系ファンドはそれぞれ5,000万米ドルを出資しているという。

Figure AI はこれまでに OpenAI や Microsoft から資金を調達しており、一時は Figure AI の買収を検討した OpenAI は500万米ドルを出資している。他のこれまでの投資家には、Intel の VC 部門、LG Innotek、Samsung の投資グループ、Parkway Venture Capital、Align Ventures、ARK Venture Fund、Aliya Capital Partners、Tamarack などがいる。時価総額はすでに20億米ドルを超えたとみられる。

Amazon、Nvidia、Microsoft、Intel はいずれも、今回、および、これまでの出資について、ブルームバーグやロイターからのコメント要請を拒否している。

カリフォルニア州サニーベールを拠点とする Figure AI は、Brett Adcock 氏により2022年に創業。50人以上からなるチームには Boston Dynamics や Tesla などの元従業員が含まれる。同社はさまざまな環境で働き、倉庫から小売までさまざまな作業をこなす汎用人型ロボットを開発している。

Adcock 氏は、ハイヤリングマーケットプレイス「Vettery」(2018年に Adecco Group が1億米ドルで買収)、eVTOL(電動垂直離着陸機)スカイタクシースタートアップ Archer(2020年に NASDAQ 上場)の創業者としても知られる。

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