B2B卸仕入マーケットプレイス「orosy」運営、3億円をシリーズA調達——日本・アジア→欧米の卸販売も開始

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Image credit: Orosy

B2B卸仕入マーケットプレイス「orosy(オロシー)」を提供する orosy は28日、シリーズAラウンドで3億円を調達したと発表した。

このラウンドは Value Chain Innovation Fund(セイノーホールディングスとSpiral Innovation Partnersによる運営)がリードし、GxPartners、東芝テック(東証:6588)、ギフティ(東証:4449)、Life Design Fund(イオンモールとイグニション・ポイント ベンチャーパートナーズによる運営)、佐藤裕介氏(STORES 代表取締役社長)、山本正喜氏(Chatwork 代表取締役)が参加した。今回の調達を受けて、orosy の累積調達額は6.4億円に達した。

これは同社にとって、2021年7月に実施したプレシリーズAラウンドに続くものだ。今回調達した資金は、エンジニア職・ビジネス職を中心とした人材採用、及びプロダクト開発に充てられる。

orosy は、事業者専用の卸・仕入れマーケットプレイス。インターネットで話題の商品や、クリエーターによるクラフト商品など、他の問屋では取り扱いが少ないユニークな商品を中心に扱っている。

また、海外バイヤー向けにもサービスを提供しており、海外バイヤーからの受注を受けた後、ブランドは orosy の東京にある倉庫に商品を納品するだけで、海外への販売が可能になる。このプロセスでは、海外販売に必要な業務を orosy が一手に引き受け、販売に関する手数料や追加の費用は発生しないため、為替の影響を受けずに、取引が国内で完結し、代金回収率も100%保証される。

このほか、海外販売を希望するブランドに対しては、英語版の卸販売ページを提供し、輸出の手間や代金回収、為替のリスクなど、多くの作業を代行することで、手間なく取引を完了することができる。orosy は2024年2月現在、6,000社以上のブランド・店舗に利用されているという。

同社は今回の資金調達を受け、今後は国内事業の強化、海外事業立ち上げ、機械学習を用いたサービス改善に取り組む。特に海外事業では、現在ジャマイカやカザフスタン在住のメンバーを含む国際チームの強化に注力するとしている。日本やアジアの製品をアメリカやヨーロッパの小売店へ卸販売することで、グローバルな市場へのアクセスを拡大する方針だ。

via PR TIMES

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