PlayGreen はラテンアメリカでのスポーツベッティング事業拡大のため、600万米ドルの資金を調達した。

ブラジルのサンパウロを拠点とするスポーツメディアとゲーム会社の PlayGreen は、Vice Ventures が資金調達ラウンドを主導したと発表した。この資金は、PlayGreen がエクアドルへの進出を促進するために使用され、同社は、十分なサービスを受けていないラティンクス市場向けの近代的なスポーツメディアブランドとスポーツベッティングのパイオニアであり続ける。

2020年に設立された PlayGreen は、従来のベッティングアプリやメディアブランドでは十分に満たされていないと考えていたラテンアメリカのスポーツコミュニティのユニークなニーズに対応するというビジョンを持って設立された。

同社は、ラテンアメリカ全域のファンやプレーヤーのために特別に調整された、フィルタリングされていないスポーツメディアとトップクラスのスポーツベッティングアプリのための包括的なデスティネーションとして機能する消費者向けプラットフォームを構築した。

PlayGreen の CEO である Nathan Dionne 氏は声明の中で次のように述べている。

PlayGreen の将来は、我々のオーディエンスを念頭に置いて形作られるでしょう。この新しい資金調達ラウンドは、我々の使命を達成するためにラテンアメリカ全域で成長を続けるのに役立つでしょう。

同社は、機械学習によるベット提案やメディアブランドのマーケティング自動化などの体験をユーザに提供し、新機能を迅速に反復する能力によって、大規模な既存企業との差別化を図っている。PlayGreen は、ラテンアメリカのスポーツメディアとスポーツベッティングの両分野におけるマーケットリーダーになることを目指している。

Vice Ventures が主導する今回の資金調達は、PlayGreen がライブストリーミング・イベントに関する新機能を立ち上げ、スポーツベッティングの機会を増やして収益を増やすために活用される。アーリーステージのベンチャーキャピタルファンドである Vice Ventures は、アルコール、たばこハームリダクション、スポーツベッティングなど、非伝統的な業界で活動する企業への投資で知られている。

Vice Ventures のジェネラルパートナー  Catharine Dockery 氏は声明の中で、「Vice Ventures は、PlayGreen が次の成長ステージに入るにあたり、引き続きパートナーシップを組むことを楽しみにしています」と述べた。Dockery 氏はかつて私のインタビューに答え、大麻、アルコール、セックステック、ウェルネス、e スポーツ、ギャンブル、カフェイン、ニコチン、サイケデリック、依存症からの回復、まだ知られていない悪徳商法など、他の金融機関が手を出さないような「悪い」業界に焦点を当てていると語った。

熱心なスポーツファンと印象的なチームで知られるラテンアメリカは、スポーツゲーミングの有望な市場と見られている。PlayGreen は、テレビ、ビデオ、ラジオを通じて週に20時間をスポーツに費やすヒスパニック系の成人に向け、新しい革新的な方法で好きなチームに参加できるプラットフォームを提供することを目指している。

同社の従業員数は45名で、エクアドルへの進出によりさらに増える予定である。同社はこれまでに950万米ドルを調達している。

会社設立のきっかけについては、PlayGreen は、ラテンアメリカのユニークなプレーヤーを念頭に、特に安全なベッティング環境を確立したいという願望を持った小さなグループとしてスタートした。ポーカー、スポーツベッティング、e スポーツ、カジノの熱狂的なファンと毎日つながることに重点を置いている。市場の需要に応えるため、会社は急速に拡大しなければならなかった。

私たちは、信頼できるコミュニティの構築に情熱を注いでおり、プラットフォームの次の拡張と反復にプレイヤーのフィードバックを取り入れる方法を常に探しています。（同社）

ベッティングでは、プレイヤーは Google、Apple、またはスマートフォンを使って登録し、カード、Pix（訳注：ブラジルで使われているインスタント決済手段）、または現金（エクアドル）で入金する。その後、プレイヤーはライブ、プレマッチ、パーレイなどのスポーツベットをしたり、5,000以上のゲームの中からカジノベットで運試しをすることができる。プロモーション、ミッション、その他のゲーム化された体験を利用し、準備ができたら、さまざまな決済手段を使って賞金を引き出すことができる。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】