介護事業所向けリハビリSaaS「Rehab Cloud」運営、シリーズD延長で10億円調達——累積調達額は31.3億円に

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「Rehab Cloud」
Image credit: Rehab for Japan

介護事業所向けリハビリ支援 SaaS「Rehab Cloud」を提供する Rehab for JAPAN は16日、シリーズ D のエクステンションラウンドで10億円を追加調達したと発表した。このラウンドには、東京ウェルネスインパクトファンド(キャピタルメディカ・ベンチャーズ、マネックスベンチャーズによる運営)、SMBC ベンチャーキャピタル、JP インベストメント地域・インパクトファンド、小野デジタルヘルス投資が参加した。

これは同社にとって、2023年2月に実施したシリーズ D ラウンドに続くものだ。SMBC ベンチャーキャピタル、JP インベストメント地域・インパクトファンド、小野デジタルヘルス投資は以前のラウンドに続くフォローオンでの参加。今回の調達を受けて、シリーズDラウンド全体の資金調達額は総額21.3億円となり、Rehab for JAPAN の累積調達額は31.3億円に達した。今回調達した資金は、Rehab Cloud の販売促進、事業拡大、組織拡充、及び採用強化に充てられる。

Rehab Cloud は、介護現場での自立支援と業務効率化を目指す科学的介護ソフト。エビデンスに基づいた介護計画の自動提案機能を備え、リハビリ職のサポートや事業所の営業ツールとしての機能を提供する。2,200種類以上の運動メニューから、利用者の自宅環境や課題に応じたプログラムを自動で提案し、身体機能の向上をサポートする。

主要機能である利用者情報の一元管理機能では、事業所内で散在する利用者情報を統合し、転記作業と入力ミスを大幅に削減する。業務手順に沿った操作画面が次に行うべき作業を明確に示すため、計画書作成や評価のタイミング、入力手順などを明確にし、算定要件に不安がある場合でも安心して取り組めるよう設計されているという。

また、効果的な機能訓練や算定要件について、デイサービス勤務経験者や理学療法士といったリハビリ専門職に無料で相談が可能。これにより、未経験者でも安心して算定に取り組める環境を提供している。現在、全国47都道府県で、既に2,244社を超える介護事業所に導入されているという。2024年4月には、介護請求ソフト「Rehab Cloud レセプト」の提供を予定しており、介護現場での一元管理を実現し、ケアの質をさらに高めることを目指す。

via PR TIMES    Summarized by ChatGPT

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