コワーキング運営DX「knotPLACE」を展開、ATOMicaが6.5億円をプレシリーズB調達——31VENTURESがリード

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「knotPLACE」
Image credit: ATOMica

全国各地でコワーキングスペースを展開し、「knotPLACE(ノットプレイス)」などのコワーキングスペース運営の DX 支援 SaaSを 提供している ATOMica(アトミカ)は5日、プレシリーズ B ラウンドで6.5億円を調達したと発表した。

このラウンドは 31VENTURES Global Innovation Fund(三井不動産とグローバル・ブレインによる運営)がリードし、Life Design Fund(イオンモールとイグニション・ポイント ベンチャーパートナーズによる運営)、 KDDI Regional Initiatives Fund(グローバル・ブレインが運営する KDDI の CVC)、三菱 UFJ キャピタル、みずほキャピタル、ReGACY Innovation Group、福山電業、FFG ベンチャービジネスパートナーズ(ふくおかフィナンシャルグループ)、ウイング・キャピタル・パートナーズ(足利銀行グループ)、紀陽キャピタルマネジメント(紀陽フィナンシャルグループ)が参加した。

これは同社にとって、2023年5月に実施したシリーズ A ラウンドに続くものだ。FFG ベンチャービジネスパートナーズは以前のラウンドに続くフォローオンでの参加。

ATOMica は2019年の創業以来、コワーキングスペースの開設や、企業や自治体、教育機関などとの連携を通じて、地域特性と各拠点のテーマに合わせたコワーキングスペース運営を展開してきたという。現在では日本全国に31施設を展開し、コミュニティ形成やイベント運営のノウハウを生かした knotPLACE の提供を行っている。

knotPLACE はコワーキングスペース運営の DX 支援を行うプラットフォーム。コワーキングスペースの運営からイベント企画、コミュニティ形成まで一気通貫で実現する。主な機能には、予約したいスペースや備品の空き情報をスムーズに確認・予約できる機能や、スマートロックとLINE や WEBを用いた入退室管理機能などがある。

他にも、施設運営に必要な顧客管理や契約・請求関連の機能だけでなく、イベントの企画から募集までコワーキングを活性化させるための機能も搭載されているという。リリースによると、正式外販開始から半年が経過した現在、導入スペースは60拠点に達したとしている。

ATOMica は、今回の資金調達を受け、プラットフォーム事業の構築に更に力を入れると共に、顧客体験の向上とガバナンス強化に努めるとしている。これにより、同社ではより多くの地域とそこに住む人々との「出会い」を創出し、地域のあらゆる願いや相談を繋げる独自の仕組みを強化していく計画だ。

via PR TIMES    Summarized by ChatGPT

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