女性ITエンジニア転職「Waveleap」運営、デット含め8,550万円をシード調達——CAC、F Ventures、個人投資家複数から

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bgrass の皆さん
Image credit: bglass

<15日17時更新> 個人投資家の韓景旭氏の肩書として、作家・大学教授とあった表記を削除・訂正。

女性ITエンジニア向けハイスキル転職サービス「Waveleap(ウェイブリープ)」の提供を行う bgrass は11日、シードラウンドで8,550万円を調達したと発表した。

このラウンドはサイバーエージェントキャピタル(CAC)がリードし、F Ventures、小島舞子氏(クラフター 代表取締役)、個人投資家の坂本達夫氏、野田公一氏、橋田一秀氏(BOOT 代表取締役)、韓景旭氏が参加した。また、金額にはデットが含まれる。

これは同社にとって、2023年6月に実施した調達に続くものだ。今回調達した資金はサービスの拡充やダイバーシティ可視化システムの機能開発、マーケティング活動の強化に充てられる。

bgrass は、IT業界における人材不足と女性エンジニアの増加傾向を背景に、女性ITエンジニアの活躍の場を広げるための取り組みを進めてきた。主要事業の Waveleap は、女性ITエンジニア向けハイスキル転職サービス。企業と女性エンジニアのマッチングを通じて、ジェンダーダイバーシティの促進を目指している。

Waveleap では、登録企業にジェンダースコアカード「WEPs」に基づいた「サステナブル職場診断」を提供し、DEI(多様性、公平性、包括性)推進のための指針を示している。これにより、企業は競争力の強化とSDGs達成に貢献できるとともに、女性エンジニアは自身の専門性を高め、心理的安全性が保証された職場での活躍を目指せるようになるという。

また、2023年9月に開始した個別の転職キャリアサポート「LeapPartner」では、女性エンジニアが企業へ平等に応募できるサポートを提供している。このサービスは、特にサステナブルな企業と求職者をマッチングすることを目的としており、エンジニアの転職やキャリア相談から、職務経歴書の添削、面接のアドバイス、企業との日程調整や交渉まで、転職活動の全過程でサポートを提供している。

bgrass は今後、より多くの女性エンジニアの獲得を目指し、フリーランスや副業、新卒、STEM人材などの領域へのサービス拡大を計画している。また、ジェンダーダイバーシティの可視化を通じて企業のダイバーシティ経営をサポートし、バイアスチェッカーのベータ版リリースなど新機能の導入も予定している。これらの取り組みにより、ジェンダーギャップの解消に貢献することを目指す。

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via PR TIMES    Summarized by ChatGPT

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