クレプシードラ、1.5億円をシリーズA延長調達——〝音の気配〟を感じる空間音響技術「Re:Sense」の開発加速

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Image credit: Clepseadra

クレプシードラは19日、空間音響技術「Re:Sense」の開発を加速させるため、シリーズ A のエクステンションラウンドで1.5億円を調達したと発表した。このラウンドに参加したのは、ユナイテッド(東証:2497)、テレビ東京、MIXI(東証:2121)、バスキュールと、名前非開示の個人投資家1名。累積調達額は約2.7億円に達した。前回の調達は不明だが、同社は創業直後の2020年7月に調達していることを明らかにしている。

今回調達された資金は、コンテンツ制作者向けの制作ソリューションの開発や、一般ユーザーが手軽に最高品質の音響体験ができるようなアプリ・ソリューションの開発に充てられる予定だ。これにより、ユーザーにリアルな音響空間を提供し、作り手と聴き手の双方が音響体験の次元を上げていくことを実現する。

クレプシードラは、ソニーで12年にわたり AR/VR の音響研究に従事し、東工大で博士号を取得した今誉(こん・ほまれ)氏が東工大発ベンチャーとして2020年2月に創業。独自のハードウェアによる収録手法とソフトウェア処理を組み合わせた空間音響技術により、人の気配感や方向感を再現し、まるでその場にいるかのような臨場感を生み出すことができる。

同社の Re:Sense 技術は、独自の収録手法と音響信号処理を融合させることで、まるでその場に存在するかのような臨場感や迫力、さらには空気感や気配感までも繊細に再現することを可能にする。調達された資金は、コンテンツ制作者向けの制作ソリューションの開発や、一般ユーザーが手軽に最高品質の音響体験ができるようなアプリ・ソリューションの開発に充てられる予定だ。

クレプシードラでは、カバーの新企画「ほろ〜かる京都篇」で JR 東海の協賛を得て新幹線内でメンバーボイスを体験できるコンテンツを提供した他、人気声優の佐倉綾音氏出演のボイスドラマアプリ「Echo Canvas」を開発、さらには AR 技術と組み合わせた東急株式会社との共同アプリ「imAR」の開発なども手がけている。

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via PR TIMES    Summarized by ChatGPT

 

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